こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、実用新案の出願のお話しです。
以前、実用新案というのは審査無しに必ず登録される、
という話をしました。
本当に登録されます。
じゃあ、どうやって出願するのでしょう?
実は、形式的な書類としては、実用新案も特許もほとんど同じです。
わたしは、実用新案の書類を作成するときには、
特許のテンプレートを使って完成させてから、
最後に必要な箇所を一括変換してました。
もちろん、実用新案は実用新案なりの工夫も必要なんですが、
ほとんどいっしょということで今はいいでしょう。
そして、実用新案の出願をすると、だいたい半年くらいで登録されます。
特許の場合、普通、3~4年くらい平気でかかりますから、
実用新案もまあまあ検討してもよいでしょう。
実用新案を出願する場合、特許と明らかに違う点があります。
それは、実用新案の場合、出願時点で登録料を払う
必要があるってことです。
実用新案は、登録されることが前提となっているので、
早く権利化するためには、”最初から登録料を払っといて”
ということになる訳です。
細かく言うと、出願時に1~3年分の登録料を納めなければなりません。
じゃあどれくらいかかるのでしょうか。
分量によって料金が変わってくるので、
確定的にいくらとは言えませんが、ざっくりとこんな感じです。
■出願料:14,000円
■1~3年分の登録料:2,500円くらい
この金額は、特許庁に支払う金額です。
合計すると、17,000円くらいです。
特許の場合、250,000円くらいですから、
料金的には、実用新案の方がかなりお得ですね。
でも、特許事務所に依頼すると、
特許と同じくらいの手数料になっていることが多いと思います。
作る側としては、手間暇はどちらも変わらないですからね。
おそらく、20~30万くらいでしょう。
特許はムリかもという場合、実用新案を検討してみてください。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ