こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、ライティングのお話しです。
実は、弁理士というのは、もの書き稼業なんです。
特許の書類というのは、完全に文章の世界です。
法律的に正しい文章が要求されます。
法律的にというのは、主語と述語がちゃんと対応してるとか、
そんな簡単なことです。
でも、これが結構できないんですよね~。
本当に、日本人というのは、ちゃんとした日本語が書けないんです。
わたし、本をかなり読んできましたし、文学部出身ですし、
それなりに文章に自信があったんです。
でも、前の特許事務所に入って、その自信は無残にも砕け散りましたね。
特許事務所の人たちというのは、
本当に1日中パソコンで文章を書いてるんです。
わたしも、最初の頃は、特許の書類を書いては、
上司にダメ出しされてました。
もう本当に、真っ赤に修正されるんです。
そして、修正して再提出すると、また真っ赤になって帰ってきます。
毎日朝から晩まで1日中それの繰り返しで、
正直、泣きながらやってました。
文章自体で直されなくなったのは、
1年くらい経ってからでしょうかね~。
それほど、ちゃんとした文章というのは最初は書けないんです。
わたしも、前の特許事務所を辞める頃には、
部下の文章をチェックするようになっていたのですが、
最初から文章が適切に書けてる人はまずいないです。
特許の文章というのは、主語と述語を対応させたりというように、
基本中の基本なんです。
まあ、レターページなどは、話し言葉が多いので、
必ずしも主語と述語をきちんと対応させる必要はないですよね。
だから、誰でもチャチャッと書けるかもしれません。
でも、基本ができてるのとできていないのとでは、
文章の分かり易さに大きな違いが出てきます。
文章を分かり易く書くためのコツとしては、
いろいろありますが、一番重要なものを上げろと言われれば、
わたしは迷わず答えます。
「短文」です。
ひとつの文章は、できるだけ短く。
これだけでも、かなり分かり易い文章になることは間違いありません。
短文になればなるほど、パーツごとの係りと受けの関係が
明確になるので、さらりと読み易くなるんです。
わたしが、かつての上司に最初に徹底的に鍛えられたのが、
一文の短文化でした。
レターページなどでも同じです。
文章を書く機会って、多くなってきてると思いますが、
「短文化」を意識してみてください。
だいぶ分かり易くなって、読み手に伝わり易くなると思いますよ。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ