第29回:高い価格の設定!

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、料金のお話しです。
こんど、お茶「伊右衛門」の高級版が発売されるのをご存じですか?

なんと、360mlで475円です。
超高級版ですね。

茶葉や抽出方法にこだわり、高品質な抹茶を加えてるんだそうです。
しかも、ペットボトルではなくて、ビンなんです。

今年の秋だけの数量限定で、無くなったら終わりとしています。
もちろん、評判が良かったら続けるんでしょうけどね。

さて、今までの「伊右衛門」が、500mlで140円ですよね。
1mlあたりにして、値段を比較してみましょう。

通常版が、1mlあたり0.28円。
高級版は、1mlあたり1.32円。

なんと、高級版は、通常版の4.7倍の金額なんです。
3倍どころの騒ぎじゃありません。
正直、今までの常識ではあり得ない金額だと思います。

わたしとしては、サントリーさんの狙いは、
ずばり、通常版の販売促進だと思っています。

つまり、通常版「伊右衛門」の売り上げをアップさせるための
高価格商品の設定だということです。

安易に値段を下げる前に、高価格品を考えるっていうのは、
マーケティングの鉄則です。

「売り上げ伸ばしたいな~」という場合に、
高価格品を作ると、既存品の売り上げが伸びやすいです。

徹底的に品質を上げたり、既存品を組み合わせたりして、
今よりも高い価格帯の商品を作るということですね。

通常版「伊右衛門」の今後の売り上げに注目してみましょう。
社長も、今よりも高い価格帯の商品・サービスの導入を
考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

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