こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、ネーミングの話です。
社長は、ネーミングについて真剣に考えたことはありますか?
ネーミングというのは、時として、ものすごい力を発揮します。
例えば、有名どころで言えば、調味料の「味の素」。
実は、味の素って、特許でおさえられていたんです。
だから、発売当初は、会社「味の素」しか製造・販売できなかったんですね。
そのおかげで、会社「味の素」はかなり儲けることができた訳です。
実績も作ることができました。
でも、特許って20年くらいで期限が切れちゃうんですよ。
特許の期限が切れたあとは、だれでも自由に味の素を
製造・販売できるんですね。
そこで、特許の期限が切れたあと、他の会社は
味の素と同じ調味料を販売し始めたんです。
でも、他の会社は、ほとんど売れませんでした。
なぜでしょうか?
そうです、ネーミングの力なんです。
「味の素」がずーっと売れ続けていたので、
消費者は「味の素」というネーミングで覚えていた訳ですよ。
だから、他の会社が他の名前で調味料を販売しても、売れないんです。
じゃー、他の会社が「味の素」という
ネーミングをつければいいわけですよね。
でも、他の会社は、「味の素」というネーミングを
つけることができないんですね。
それが、ネーミング=「商標」の力ですな。
ネーミングというのは、「商標」ってヤツです。
会社「味の素」は、「味の素」という商標権を持っているので、
他の会社は「味の素」というネーミングを
つけることができないということです。
商標権というのは、永久に存続させることができますから、
特許による保護期間が終わっても、
ネーミング自体はずーっと保護されるんですね。
社長は、自社製品独自のネーミングを持っていますか?
もし、持っているのであれば、商標登録を考えてみてはいかがでしょう?
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ