第6回:知財によってできる2つの武器とは?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今日は、今までの話をちょっとまとめてみましょう。

これは、「知財によって他人から何されてしまうの?」
という問いに答えるためです。

知財を持っている人は、他人に対して、以下の2つが言えるんでしたね。

■「出てけ~!」・・・差止請求(さしとめせいきゅう)

■「弁償せいや~!」・・・損害賠償請求(そんがいばいしょうせいきゅう)

これって、知財を持っている側から見た話しですよね。
そうなんです。今までは、知財を持っている側からの説明だったんです。

でも、お気づきでしょうか?
実は、冒頭の問いは、知財を持っていない側から見た話なんです。

だから、冒頭の問いに答えるには、今までの話を、
知財を持っていない側から見た立場に変換する必要があります。

つまり、知財を持っていない人は、持っている人から、
「出てけ~!」と言われ、「弁償せいや~!」と言われることになる訳です。

それでは、冒頭の問いの答えです。
「知財によって他人から何されてしまうの?」

答えは2つ。

1.他人から「出てけ~!」と言われ、自分の商品などを販売できなくなる。

2.他人から「弁償せいや~!」と言われ、賠償金という名のお金を払わなければいけなくなる。

細かいことを言えば、もっとあるんですが、実務上はこれら2つを
覚えておけば十分ですよ。
逆に言えば、これら2つは、実務でもしょっちゅう出でくる「圧倒的リアリティ」です。

それでは、また次回をお楽しみに~!

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

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