今回は、特許のお話しです(^^)
先日、81歳の方が特許を取った、
という記事を読みました(^O^)
81歳“町の発明王”が特許取得 「アクセルとブレーキの踏み間違えようがない」装置 自動車メーカーからも好反応
特許の内容としては、
アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐための
アクセルの回転構造ですね(^_^)b
こちらです。
81歳“町の発明王”が特許取得
アクセルとブレーキの踏み間違い事故は
ニュースでもよく耳にしますよね。
特に、高齢者による
踏み間違い事故が多いようです。
この問題に着目し、
円盤を回転させなければ
アクセルが踏み込めない、
というアイデアを形にしました(^O^)
この発明は、まだどの自動車にも
搭載されていない構造のようです。
「回転ペダル」の発明には
約3年半もの時間がかかったそうです。
その情熱がとても素晴らしいですね。
特許というのは、
頭の中だけで考えたことでも取れます。
でも、やはり手足を動かして
実験やシミュレーションを行った方が、
深い思考に到達することができます(^_^)b
この発明者も、試作品を作りながら
試行錯誤を繰り返しました。
この点はとても重要ですね(^○^)
試作品を作る目的の一つに、
機能チェックがありますd(^_^o)
つまり、このときの試作品は、
機能チェックのために作るものなので、
見た目とかデザインは二の次です。
なので、この段階での試作品は、
見た目は大抵かっこ悪いです。
でも、それで全然OK(^_^)
頭の中で考えたアイデアを、
現実の物理空間で再現して、
機能を深化させることが重要ですからね。
見た目やデザインは、
その次のステップで検討すれば、
かっこ良くできます(@_@)
特許の内容・価値については、
公開技術が分からないので
何とも言いにくいです。
でも、この特許の「拒絶理由通知書」の
引用文献を見ると、
そんなに近しいものが抽出されているわけでは
なさそうです(^_^)
なので、円形の回転ペダルというのは、
意外と盲点だったのかもしれません。
もちろん、特許を取れば
売れるわけではありませんね。
これから、しっかりと売っていく必要があります。
記事によると、
大手自動車メーカーが
“これはいいな”と言ったそうです(・o・)
まあ、天下の大手自動車メーカーが、
個人の発明に対して
どこまで本気なのかは分かりません(^_^;
でも、アクセルを回転式にして、
ブレーキを通常の押し込み式にすると、
そもそもの動作の種類が違いますので、
踏み間違いの事故は
減りそうな気がしますよね。
これから自動車に搭載して
しっかりと実証実験を行うというのは、
この発明者にはなかなか難しいでしょう。
そこは自動車メーカーにやって頂くことに
なりますよね(^_^)b
そうなると、自動車メーカーが
本当に興味を持って進められるように、
アピールしたいところ(^_^)
まずは、この発明者の自身のストーリーや
想いを発信して、さらにメディアにも
たくさん出たいですね。
そうして、ブランディングを醸成していくとともに、
回転ペダルの良さを世間に認知してもらう。
この気運が盛り上がれば、
自動車メーカーも検討してくれるかもね(^O^)
いずれにしても、
どのように売っていくかは、
発明の問題解決とは
別種の思考が必要ですので、
その点をクリアしていってほしいですね。
それでは、次回もお楽しみに!
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●●今回のネオフライト奥義●●
・試作品作りは重要!
・特許を取れば売れるとは限らない!
・発明の問題解決脳と販売戦略脳は別!
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代表弁理士 宮川 壮輔
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