今回は、知財のお話しです(^^)
知財の重要性を実感しつつも、
まだ取り組みを始めていない企業も
多いのではないでしょうか?
先日、中小企業の知財の活用事例
についての記事を読んでまして、
参考になりそうなものがありました。
こちらです。
株式会社印南製作所(「一世紀事業所」につなげるためにも 知財に継続して取り組みたい)
当社は、通販業界を支える
「自動梱包機」を開発している会社。
EC市場の拡大に伴い、
梱包機のニーズが急速に高まっている中で、
新しい製品「Rola」をリリースし、
大きな注目を集めています(^O^)
機械はこんな感じです。
https://youtu.be/9jiVvz9xNlE?feature=shared
ちなみに、“包装”とか“梱包”などと言いますが、
これらは微妙に異なるものですね(・o・)
“包装”は、商品を包むもので、
機能性以外にも装飾性などの
付加価値が要求されますd(^_^o)
一方、“梱包”は、商品を物流に乗せる
ための箱ですので、機能性が重要ですね。
今回の製品「Rola」は、
“梱包”のための機械です(^o^)
当社は、元々は、
包装機械が主力製品だったそうです。
しかし、EC業界の成長に伴い、
梱包機市場にいち早く注目しました(@_@)
「包装から梱包へ」という時代の変化を
見据えて、梱包機開発に力を入れることで、
同社は新しい市場に乗り出したんですね。
そして、この梱包機「Rola」に関する
特許をスピーディに取得しています(・o・)
こう見ると、知財意識の高い会社のように
見えますが、そうでもなかったようですね。
当社は、まずは、経済産業省の
「チーム伴走型知財経営モデル支援事業」
に参加しして、支援を受けています(^o^)
さらに、知財総合センターによる
「ニッチトップ育成支援」も受けています。
ニッチトップ育成支援(東京都知的財産総合センター)
このような知財支援を受けながら、
知財活動に取り組んでいきました。
当社社長は、
「知財に関する知識がないと、
他社に勝てなくなるかもしれない」
と話しています(・o・)
このように、いろんな知財支援の制度を
利用するというのは、取っかかりとして
とても良いですね(^O^)
ただし、注意したいのは、
知財経営とか知財活用と言っても、
“知財権を取得する”
ということが最重要なのではありません。
市場を直視して、その変化を掴み、
その変化に対応させて
他社にはない製品を開発する、
というところが
そもそもの最重要ポイントです(^_^)b
つまり、ニーズに合わせた
競合他社との“違い”を創造する、
ということですね(^o^)
この“違い”が、顧客にとっての
購入する理由となれば、
価格決定権を持つことができて、
高収益企業へと繋げることができます。
このような開発のプロセスの中で、
知財情報を活用し、
さらに独自要素の強いところは、
知財権で押さえる、
という、開発と知財の連動、
ということが、中小製造業にとっての
典型的な知財活用パターンの1つです。
まずは、開発プロセスの中で、
知財情報を活用する、
というところから始めるのは
アリだと思いますね(^O^)
それでは、次回もお楽しみに!
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●●今回のネオフライト奥義●●
・知財支援制度の活用!
・他社との“違い”を創造する!
・まずは知財情報を活用しよう!
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代表弁理士 宮川 壮輔
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