今回は、知財のお話しです(^^)
以前も紹介しましたが、
特許庁からこんな事例集が
刊行されています(^O^)
●知財活動事例集
~中小企業の舞台裏 14事例“
知財活動事例集 ~中小企業の舞台裏 14事例~(特許庁)
特許庁や専門機関が刊行するような
知財戦略とか知財活動っていうと、
ほとんどが大企業視点であって、
中小製造業にとっては
ややオーバースペックであることが
ほとんどです(――;)
しかし、この事例集は、
“中小企業の舞台裏”とあるように、
中小企業を想定して作られています。
なので、中小製造業が
これから知財創出や活用に
力を入れていく、という場合、
参考になりますね(^_^)b
以前は、この事例集の中の
“1.創出の仕組み”
について紹介しましたが、
今回は、
“2.見える化・社内共有/理解”
の事例について見てみましょう(^O^)
まず、この事例の会社は、
社員数49名の加工会社です。
今まで、特定顧客からの受託業務を
中心に事業展開をしてきました(^_^)
今後は、より広く社会課題を解決する
ビジネスにシフトしたいということで、
改善を始めます(^○^)
今、このような要望を持っている
加工会社は、かなり多いですよね。
つまり、町工場が、市場縮小という
外部環境の変化に対して、
受託業務以外のことにも
事業を広げていきたい、
という要望です!(^^)!
市場縮小に加えて、
事業承継が絡むことによって、
その要望はますます強くなっていくでしょう。
事例の会社は、
改善策の一つとして、
自社技術の見える化を
行っていきました(@_@)
例えば、自社の技術を、
改善を加えつつ、
“14の工法”として整理しています。
その結果、自社製品の強みを
明確にすることができましたφ(.. )
そして、これら“14の工法”を
組み合わせることにより、
顧客ニーズに応じた「カスタム品」を
独自製品として製造しています。
さらに、“14の工法”の技術概念を
言語化して、社名もその言葉に
変更してますね(・o・)
60年の歴史ある社名を変更する、
というのは、なかなか簡単に
できるものではないですよね。
社長の“これから変わっていくぞ”という
覚悟が感じられます(`´)
もちろん、この例はあくまでも事例ですので、
全ての加工会社に当てはまる
“唯一絶対の正解”ではありません。
しかし、これからビジネスを変えていきたい、
という場合、
“自社の資産を見える化する”
というのは、重要な第一歩になり得ます。
もし、この事例のように、
“自社もこれからどんどん変えていきたい”
という場合は、
自社が今までやって来たことは何か、
得意なことは何か、
強みは何か、
といった、今まで何となく頭の中に
抱いていたものを、
他者が見て分かるように
ドキュメント化する、
ということに挑戦してみてはいかがでしょうか。
新たな気付きを得ることができますよ。
それでは、次回もお楽しみに!
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●●今回のネオフライト奥義●●
・ビジネスシフト!
・まずは自社の資産を見える化!
・他者が理解できるようにドキュメント化!
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代表弁理士 宮川 壮輔
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