代表弁理士 宮川 壮輔
中小製造業にとって、
知財はとても重要です(^_^)b
知財というのは、
競合他社との“違い”のことで、
それが利益の源泉に
なり得るからですd(^_^o)
ここで知財というのは、
特許や商標を含む上位の概念です。
しかし、知財戦略と言うときの
“知財”というのは、
やや特許寄りの意味合いが
強くなっている気がします(^_^;
自社の技術や強みを把握し、
競合の技術や強みを把握し、
知財の方向性を見定めます。
特許の世界では、
競合の技術把握に、
特許分析などを行うことが
多いですね(^o^)
IPランドスケープなどとも
呼ばれます。
要するに、現在の
特許の取得状況や
これまでの流れなどを
可視化するものですね(@_@)
これによって、どのような領域で
どんな風に特許を取っていくかの
方向性を決定するわけです。
これってやっぱり特許寄りですよね。
知財というのは、
特許だけではないと言いつつ、
知財戦略というと、
特許寄りになるんですね(^_^;
中小製造業にとって、
特許って重要とはいえ、
予算的にそんなにたくさん取る
わけにはいきません(>o<)
ですので、年商2~3億円の
一般的な中小製造業が、
特許寄りの知財戦略に
時間をかけるのは、
やや過剰スペックのような
気がします(^_^;
知財を上位概念化させた言葉として、
知的資産というものがあります。
これは、“知財は特許だけじゃない”
ということを強調したようなもので、
人的資産や組織力、営業力などを
含むものです(・o・)
であるなら、中小製造業にとっては、
“知的資産戦略”の方が、
使えそうですね(^○^)
ただし、その前に必要なのは、
経営戦略や経営計画です。
事業のゴールを明らかにして、
ゴールに向けてどのように進んでいくかの
方向性や行動計画を示すものです。
まずは、経営計画を作ることが
前提ですねφ(.. )
その上で、“知的資産戦略”。
でも、“知的資産戦略”って、
経営戦略や経営計画との
関連性がよく分かりません(>_<)
経営計画と知的資産戦略を
並行して進める意味が
よく分からないんですよね(^_^;
なので、“知財戦略”でもなく、
“知的資産戦略”でもなく、
“防衛戦略”くらいにしておくと
いいかもしれない。
他者にマネされないように
することです(^o^)
知財の創造的なことは、
経営戦略で網羅されるはずなので、
経営戦略と並行させて進める
意味としては、知財の保護の観点に
注力するといいのではないか?
知財を保護するためのピースは、
知財権だけではないですよね。
ノウハウ、人材、組織、
顧客との繋がり、ストーリーなど、
それこそ知的資産などが
含まれます(^o^)
しかも、これらのピースは
一朝一夕には作れません。
そこで、これらピースを創造・活用して、
他社にマネされない参入障壁を構築する
ということをゴールとして
“防衛戦略”を策定する、
というのは、有意義だと思います(^o^)
一般的な中小製造業は、
“知財戦略”ではなく、
“経営計画”と合わせて
“防衛戦略”を作って
並行して進めていくと良いでしょうね。
続きは、また次回。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・知財戦略は特許寄り!
・知的資産戦略もしっくりこない!
・防衛戦略を作ろう!
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