第554回:中小製造業のための特許公報の読み方とは?

今回は、特許のお話し。

新型コロナウイルスの影響下で、
これからの中小製造業は、
相対的な価値の高い独創領域を
築いていく必要がありますな(^O^)

他社があまりやっていないような
製品、サービス、仕組みを
作り続けるということですね。

重要なのは、
“作り続ける”
という点ですな(`´)

他社があまりやっていない独創領域なんて、
一朝一夕には作れません。
すぐに作れるなら、独創領域とは言えません。
3年以上の中長期的な時間軸で
構築していくものです(`へ´)

中小製造業としては、
やはり製品や技術について、
他社があまりやっていないレベルに
していきたいですね(^o^)

そのためには、競合他社のレベルを
知ることが効果的です(・o・)
でも、競合他社のレベルを知るには
どうすれば良いんですかね?

ホームページ等を調べるのも良いでしょう。
でも、もっと価値の高い競合情報があります。

そう、特許公報です(・o・)

特許公報には、
競合他社の製品や技術の特徴が
詳細に記載されています。

ですので、特許公報を読むというのは、
自社の製品や技術のレベルを上げる
ためには非常に効果的ですよ(^O^)

でも、特許公報というと、
難しいイメージがあるかもしれません。
特許公報の難しさとしては、
例えば、こんなものがありますね。

(1)法律文章としての難しさ

特許公報には、
権利範囲をなるべく広くすべく、
上位概念的に記載されている箇所が
たくさんあります(^o^)

この部分は、漠然としていて
非常に読みにくいです(ToT)
特許公報という媒体に特有の
難しさです。
特許公報が難しいというときの
正体はここにあると言っても
過言ではありません。

でも、この点はあまり気にしなくても
良いでしょう(°°)

なぜなら、ここの記載は、
プロが見ても難しくて、
一見しただけではよく分からないからです。

毎日のように、特許公報を読んだり、
特許明細書を書いているプロですら、
権利範囲としての記載は、
よく分かりません(>o<)

ですので、ここの記載は分からなくても良い、
と割り切ってしまうのも良いでしょう。
最初は、権利範囲の記載は飛ばして、
分かるところだけ読む、
というのが実践的な活用法です(^O^)

次いで、(2)技術文章としての難しさ
があります。

普段、技術文章を読んでいる人なら、
この点は問題ないでしょう(^O^)
例えば、技術論文や雑誌等ですね。
技術論文等を読んでる人は、
特許公報も読んでることが多いです。

しかし、技術文章に不慣れな場合、
特許公報の内容というのは、
ちょっと取っ付きにくい世界観ですね。
やはり、ネットサーフィンするかのように、
表面的にさっとは読めません(>_<)

でも、その技術分野に携わっている人なら、
ちゃんと読めば分かります(@_@)
腰を据えて、しっかり読むことですね。

最後に、(3)専門技術領域外としての難しさ
もあります。
自分の専門技術領域であれば、
使用されている言葉や概念は
ほとんど理解しているでしょう(^_^)

しかし、専門技術領域外ですと、
使用されている言葉や概念の理解力が
不足しているので、やはりやや難しいですね。
でも、これは特許公報の難しさではなく、
当該技術領域の難しさです(^_^;

ただ、ひとまずは、専門技術領域外の
特許公報は読まなくても良いでしょう。
最初は、特許公報に慣れるために、
自分の携わっている技術領域の
特許公報を読みましょう(^O^)

3~5件くらい読めば、
なんとなく世界観が分かると思いますよ。

そうすれば、自社の技術領域の
特許レベルというのが、感覚的に
身についてきます。
これによって、
競合他社があまりやっていないような
レベルというものが分かってきますので、
自社の開発のアウトプットレベルも
上がってきますよ(^_^)b

続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・競合他社のレベルを知ろう!
・そのためには特許公報を読もう!
・まずは読めるところだけ読もう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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