第518回:スタートアップ企業にとっての知財戦略とは?

 

今回は、スタートアップと知財のお話し。

最近は、スタートアップの支援が重要、
ということで、スタートアップ関連のお話しです。

知財戦略が重要、ということは、
よく聞くお話しですが、
特に、スタートアップにとって、
知財戦略というのは、
重要ですな(^o^)

人的資源の制約から、
スタートアップはどうしても知財を
疎かにしてしまいますよね(>_<)
でも、知財は、問題になってからでは
取り返しがつかないことが
結構多いんです。
つまり、事が起こってからでは、
もう元に戻せない(ノД`)

なので、特に、スタートアップにとって
初期の頃から考える
“知財戦略”っていうのは
結構重要なんです(`ε´)

でも、“~戦略”と言えば、
聞こえは良いんだけど、
なんかホワッとしていてよく分からないね。

一体、“知財戦略”って何でしょうね?

まず、よくある言葉として、
“販売戦略”とか、
“経営戦略”なんてありますよね。

これらの言葉も、聞こえは良いんだけど
実はよく分からない(^_^;

こいつは、“戦略”という言葉のせいでしょうね。
“戦略”と付けると、
カッコ良くなるけど、
なんだかよく分からない(>_<)

実は、“戦略”というのは、
5W1Hを明確にすること、
と考えると、結構明確になってきます。

例えば、“販売戦略”。
“販売戦略”っていうのは、
かいつまんで言うと、
“誰に”
“何を”
“どのように”売っていくのかを
明確にすることですね(^o^)

また、“経営戦略”というのは、
“いつ”
“何を”
“どこで”
“どのように”戦っていくかを
明確にすることです(^○^)

このような、5W1Hのどれかの要素を
ピックアップして、それらを明確にすれば、
“戦略”という言葉も、
少しずつ明確になっていきますね。

じゃあ、“知財戦略”って何ですかね?

上記の5W1H論でいくと、
“誰が”知財の責任者となって、
“いつ”知財を検討して
“どのように”知財を構想していくか、
を明確にすることですね(^○^)

う~ん、知財ってそもそも分かりにくいから、
それでもやっぱり、分かりにくいかな。
特に、“どのように”って言われても、
よく分かりませんね(――;)

ここでは、少し思考の整理が必要ですな。
しかし、この整理が結構難しい。
そもそも簡単に整理できるんなら、
もっと“知財戦略”は簡単なんでしょうね。
知財っていろんなところに絡んで来るんで
単純に整理しにくいんですよね( ̄。 ̄;)

まず、前提として、
ここでいう“知財”というのは、
特許権とか商標権とかっていう、
いわゆる“知財権”のことだけではありません。
ノウハウ等も含めた少し広い概念です。

この“知財”を事業のツールとして捉えて、
以下の2つの側面から考えると
良いんじゃないかな。

(1)自社が事業を適切に行えるようにする
(2)他社が事業を行えないようにする

これらのツールに関する各論に入ると、
いささか長くなるので、

続きはまた次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・知財戦略って何?
・5W1Hを明確にすること!
・知財を事業のツールとして捉えよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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