第517回:スタートアップ企業にとっての知財とは?

今回は、スタートアップと知財のお話し。

最近、世界の視点から見る
日本のスタートアップ企業の勢いが
落ちている、ということで、
政府や特許庁がスタートアップの
プッシュを進めてますね\(^_^)/

特に、スタートアップは、創業期には、
技術力はあっても人が少ない、
という問題をどうしても抱えてます(>o<)

つまり、少ない人数で、あれもこれも
対応しなきゃいけないってことですね。

でも、そうは言っても、今までの経験やら
なんやらで、人が対応できることには
限界がありますよね(^0^;)

知財分野というのは、
非常にマイナー分野であって、
経験者が一般的にはそんなに多くないし、
それでいて小難しいので、
少ない人数で回していかなければならない
スタートアップ企業にとって、
どうしても疎かになりがち(ToT)

だって、創業期には、
商品の磨き込みや
マーケティング、資金調達の方が
目の前の問題として
やっぱり重要ですからね。

緊急でかつ重要なことに
資源を集中させるのは当たり前。

どうしても、知財というのは、
スタートアップにとって
緊急ではないが重要、
という意識になりがち(@_@)

緊急じゃないから、どうしても
後回しにせざるを得ない。

しかし、知財の問題というのは、
最初から考えておかないと、
途中からだと手遅れに
なりかねないんです(・∀・)

つまり、スタートアップにとって、
知財の問題というのは、実は、
緊急かつ重要、というランクに
格上げされるべきこと(^O^)

それが後にならないと分からないという
タイムラグによるステルス的性質から、
現在の問題として見えにくい。
やっかいな存在ですな(>o<)

最近、政府や特許庁が盛んに
アピールしているのは、
今のスタートアップの
“知財に対する疎さ”
が、大きな問題である、
と認識しているからです(・o・)

どんな問題が起こり得るかというと、
こんな感じ。

すばらしいアイデアで会社を
立ち上げたのに、
特許を取らなかったために、
アッという間にマネされてしまい、
自社の価値が下がってしまった(>_<)

それとか、高度な技術のもと起業したら、
大手企業から出資や共同開発の話しがあって、
それに応じたら、いつの間にか
自社技術が大手企業に合法的に
マネされてしまっていた(T^T)

まあ、こんなことがあり得るので、
特許庁は、その対策の一つとして、
ベンチャーキャピタルに期待しているようだ。

特許庁は、ベンチャーキャピタルに対して
知財意識を高めるために、
「ベンチャー投資家のための
知的財産に対する
評価・支援の手引き」
を公開しています(^O^)

ここからダウンロードできますよ。
https://ipbase.go.jp/public/guidance.php

ベンチャーキャピタルが、
知財の意識を持って
投資先企業の知財戦略について
注意喚起するようにする。
そうすれば、投資先企業の事業価値を
上げることができ、
ベンチャーキャピタルにとっても、
投資先企業にとっても
メリットがあることになりますね(・o・)

もちろん、最終的には、
ベンチャーキャピタルが
知財の専門家と投資先企業とを
マッチングさせるんでしょう。

個人的には、なかなかおもしろい狙い
だと思いますね(^○^)

銀行等の金融機関よりも、
ベンチャーキャピタルの方が
投資先企業を育てて価値を上げる、
ということに貪欲ですし、
スタートアップにとっても、
出口を見据えてるでしょうから、
ベンチャーキャピタルからの話しを
聞きやすいでしょうしね。

なかなか興味深いですな。

それでは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・スタートアップにとって知財は重要!
・知財は、緊急かつ重要レベル!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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