第509回:知財マネタイズとは?

今回は、デザインのお話し。

電通の取り組みが、
なかなかおもしろいですね(・o・)

1年くらい前に、
電通が発表していたもので、
「知財マネタイズ」
という取り組みを行っています(^O^)

簡単に言うと、
“知財をお金に変えよう”
というものですね(^_^)b

こんな感じです。
https://dentsu-ho.com/articles/6080

電通のクリエイティブの人達を対象に、
ものづくりの企画からプロモーションまで
体験するワークショップを開き、
作図、製造、原価計算まで
一通り経験してもらうそうです(@_@)

そして、プロダクトデザインの
成果物について、知財の権利化を
行い、その知財権を他の会社に
使用してもらって、
電通はロイヤリティを得る、
というものです(・∀・)

電通としては、新たな収益の可能性が
増えるだけでなく、広告クリエイター達の
能力活用・能力開発というメリットも
想定しているようですね(^O^)

ホームページを見ると、まずは、
段ボールを使った新たなプロダクトを
考えたようです。

ザッと見ると、
やっぱり、スゴいです(^○^)

ハッキリ言って、段ボール素材で
こんなにおもしろい商品って、
あんまり見ないですよね。

中小企業では、デザインの力は
どうしても弱いと思いますが、
ちゃんとデザインを考えると、
こんなに可能性があるんだなぁ、
と感じますね(@_@)

取り組み第1弾は、
ダンボール製簡易神棚の
「ofudana(オフダナ)」。

これです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CRY575W/

確かに、今までこんな商品見たことないですね。

今後の問題としては、
知財権を活用したい企業を
どうやって取り込むか、でしょうね。
おもしろいデザインを考えて、
あとはロイヤリティをもらう、
ということだけでは、活用企業側の
メリットとしては不十分(*_*)

やはり、活用企業側としては、
“売れる”
ということが必須であって、
“売れた”
という成果が出ないと、
あまり意味がない(^o^)

電通としては、自社のブランド力や
販促のノウハウや能力を使って、
“売れた”という成果を活用企業に
出させることが重要。

中小のデザイン会社だと、
デザインの権利化まではできるでしょうが
料金を抑えた販促のバックアップまでは
難しいかもしれません。
でも、電通なら、既に持っている自社資源を
うまく活用すれば、イケそうですもんね。

ちなみに、最近、2019年7月1日付けの
日経関連の記事にも、
“電通が、プロダクトデザイン事業を
強化する“
というネタが掲載されてましたので、
新規事業として少しずつ育ってる
のかもしれませんね(^o^)

いずれにしても、
おもしろい取り組みだと思うので、
今後に期待したいですな(^○^)

それでは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・デザインにはまだまだ可能性がある!
・知財権をマネタイズしよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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