今回も、パクリのお話し。
パクリ対策として、
以下の3つに分けられるんでした。
(1)パクリを不可能にする作戦
(2)パクられたときに強制排除する作戦
(3)パクられても撤退に導く作戦
今回は、パクられても撤退に導く作戦について。
こいつは、パクリ者の自らの意思によって
市場から撤退していくように設計する、
ということです(^_^)b
おそらく、(1)パクリを不可能にできなくて、
(2)知財権も取れない、
というケースは、かなり多いでしょう。
そうなると、実際には、
この(3)パクられても撤退に導く作戦、
というのが、最も現実的なのかもしれませんな(^_^)
ただし、パクることは原則自由の世界から、
パクリ者自らの意思によって、撤退させるというのは、
そんなに簡単ではありませんね(>o<)
パクリ者が自らの意思によって撤退を決めるというのは、
基本的には儲からないから、でしょう。
ということは、ここでの基本方針は、
パクリ者が儲からないようにする、
ということですな(^_^)b
儲けというのは、利益のことで、
利益というのは、売上-費用から算出されますね。
つまり、パクリ者が儲からないようにするには、
以下の2つの方向性があり得ます。
●パクリ者の売上が上がらないようにする
●パクリ者の費用がかかるようにする
これが、(3)パクられても撤退に導く作戦
の基本思想ですな(^_^)v
他社を意識して、
他社が不利になるように、
自社を構築するということ。
まあ、例えば、どんなことがあり得るか。
こんな感じかな。
1流通をおさえる
2人材・組織の強化
3冠を被る
4品揃えを充実させる
5ブランド・ストーリー
6囲い込み
まずは、1流通をおさえる点。
例えば、川上をおさえることによって、
材料を独占的にゲットできるようにすることですな。
こいつは、(1)パクリを不可能にする作戦と
似たようなものです(^_^)
ただし、パクリを物理的に不可能にするほどではなく、
地理的・価格・品質など、
自社が一番有利になるように設計することが
できる場合はありますね(^o^)
また、川下をおさえるのも有りですね。
例えば、有名小売店をおさえて、
他社の販売ルートを少なくすることなどです(^O^)
あと、立地的なことも、ここに入れておきます。
例えば、コンビニやクロネコヤマトのように、
あれだけ高密度に出店されれば、
他社はなかなか入れませんよね(°0°)
こんな感じで、流通をおさえる点があり得ますな。
続きは、また今度。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・パクリ者を自らの意思で撤退させよう!
・パクリ者が儲からないように設計しよう!
・流通をおさえよう!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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