第350回:中小製造業の利益管理とは?

 

今回は、管理のお話し。

経営していく上で、

管理ってメチャクチャ重要ですね。

まあ、管理といってもいろいろある。

その中でも、売上や粗利の数値管理は

基本中の基本ですな(^O^)

今まで、わたしが見てきた中小製造業の中では、

さすがに、売上の数値をまったく把握していない、

という社長は、ほとんどいらっしゃらないですね。

まあ、売上数値に興味ない、という社長は

さすがにヤバイ(゜◇゜)

しかしだ。

粗利となると、話しが違う。

案件ごと・製品ごとに

粗利の数値をしっかり管理している中小製造業って

本当に少ないですね(°0°)

なぜですかね?

もちろん、粗利が利益の源泉となることは理解しています。

それなのに粗利を見てないですね(^_^;

イヤ、粗利が見えないようになっている、

といった方が良いかな。

確かに、製造業の場合、粗利は見えにくいですよね(=_=)

粗利を出すためには、

製造原価を算出しないとイケないですからね。

製造原価の算出が、これまた大変だったりする(>o<)

なので、結局は、遅れがちな試算表を見て、

全体の数値で判断する(*_*)

それで分かった気になってしまう。

結構、アブナイですな。

こんな話しがありました。

その会社は、顧客の要望に応じて

カスタマイズした装置を作ることを得意としていました。

カスタマイズするので、

毎回、仕様や材料・能力などが異なる装置です。

また、装置の製造だけでなく、

部品の仕入販売や、サービス業も行っています。

その会社の全体の粗利はかなり低い(ToT)

そこで、その会社に入って、いろいろ調べてみると、

案件ごとの装置の粗利がよく分からない(^_^;

もちろん、個々の案件では、

見積もり時にちゃんと材料費などを計算して

売価を設定してるのだが、

全体の粗利を見ると、低くなっている(=_=)

それでも、根気よく人件費などを計算していって、

ざっくりと、事業ごとの粗利が見えてくる(*_*)

仕入販売やサービス業の粗利は良かったのだが、

装置の粗利がメチャメチャ低かった(>o<)

さらに、装置の種類ごとに算出すると、

どんな装置が儲かっていて、

どの装置が儲かっていないのかが分かる(@_@)

そこまで見えてくると、

やることは、シンプルになってきますね(^□^)

儲かっていない装置を見直し、

儲かっている装置のてこ入れなどです。

こんな風に、案件・製品ごとの粗利を見ていかないと、

経営判断を誤ってしまう可能性もあります(°0°)

売上アップが難しくなっていく時代、

ぜひぜひ、利益管理を強化したいところですな。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・売上だけでなく粗利も気を付けよう!

・案件・製品ごとの粗利を意識しよう!

・利益管理を強化しよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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