こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、特許のマクロ動向について
お話ししました(^0^)
今回は、知財金融のお話し。
最近、知財金融に関して、
少しずつ盛り上がってきています(^_^)b
知財金融っていうのは、
知財権をもとにして、融資を行うことです(^o^)
まあ、今は、政府の成長戦略の一環として、
中小企業の資金繰り改善などに
力を入れていますので、
その流れですね(^.^)
ただし、知財権を担保にして融資を行う試みは、
新しいようで、意外と古い(°°)
1995年に、日本政策投資銀行が、
知財権担保融資を制度化して、
2004年までに250件以上の実績があるらしい(°0°)
1995年というと、ちょうど20年前。
阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件があり、
PHSサービスが開始され、
windows95が販売された年です。
ヒット曲No.1は、
ドリカム「LOVE LOVE LOVE」だ(*^O^*)
当時のわたしは、20代で、
トヨエツと常盤貴子さんを見て
涙していた時代です(ノД`)
まあ、知財権を担保にするというのは、
やはり かなり難しく、
金融機関の現場レベルではさほど浸透せずに
下火になってしまった感がありますな(^_^;
それが、今、また知財金融が盛り上がりを
見せつつあるように感じます(^0^)
盛り上がりのきっかけとしては、
「知財ビジネス評価書」ってヤツ。
今が旬の政策的な後押しもあり、
特許庁が押し進めています。
こんな感じです。
「知財ビジネス評価書」っていうのは、
単なる知財価値評価だけではなくて、
知財権の価値と、その会社の事業とを
ひっくるめて全体のビジネスを評価します、
っていう感じのレポートですφ(.. )
内容的には、こんな感じかな。
・知財権の定性評価
権利の強さ、広さなど、内容に踏み込んだ評価です。
・金銭的価値評価、
知財権や事業が、いくらの価値があるかの評価です。
・事業性の評価
事業の成長性や知財権との関係などの評価です。
スキームはここの図を見た方が分かり易いかな。
http://chizai-kinyu.go.jp/about/
つまり、金融機関が、特許庁に評価の申請をすると、
提携の調査会社が、対象企業にヒアリングして、
その対象企業の評価書を作成して、
金融機関に納めます(^_^)b
金融機関は、その評価書を見て、
対象企業に対する融資額の決定の参考にします。
対象が金融機関限定であるものの、
現状は、無料で作成してもらえます(^□^)
そのせいもあって、H27年7月8日現在で、
60件を採択したそうです(゜o゜;;
年間では、120件くらいを予定しているそうですよ。
現場の知り合いに直接聞いたのですが、
非常に出だしが好調なんだそうです(^0^)
去年も同じような試みをやって
応募はそんなに多くなかったんですが、
今年は、かなりの勢いなんですって(^▽^)
もちろん、各金融機関も、
”タダだから、試しに申し込んでみるか”
ってな感じで、様子見の面もあるようです。
この試みが、根付くかどうかは、
まだ分かりませんが、わたし的には
応援しています(o゜▽゜)o
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●●今回のネオフライト奥義●●
・知財金融が盛り上がりの兆し!
・がんばれ、知財ビジネス評価書!
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それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ