こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、売上の方程式について
お話ししました(^0^)
今回は、独自化のお話し。
わたしが今まで見てきた中小製造業の中で、
上手くいっている会社の特徴の一つとして
独自化があげられますな!(^^)!
製品・サービスの独自化だけでなく、
集客体制や企業文化など、
いろんな要素が独自化の対象となります(^_^)v
独自化っていうのは、要するに、
他社がマネできないってことですね。
他社がマネできないっていうのは、
他社が再現できない、
または、
他社がマネしても儲からない
ということです(^○^)
独自化された企業は、
他社がマネできないので、
収益性が高いです(o^^o)
会社は、存続させるために
利益を上げ続ける必要がありますよね。
なので、存続を目指すなら、
あらゆる中小製造業は、
独自性を目指すべきですp(^_^)q
もちろん、まったく独自性のない会社でも
短期的には利益を上げられるかもしれませんが、
長期的には、他社の参入により、儲からなくなるでしょう。
それじゃ~、どういう風に独自化して
マネを防止すれば良いのか。
ひとまず、マネ防止の概念を分類してみよう(^o^)
切り口はいろいろあると思うが、
以下の3つのカベに分けてみました。
①法律上のカベ
②物理上のカベ
③事実上のカベ
まずは、①法律上のカベ。
こいつは、知的財産権が代表的ですな。
いわゆる、特許権とか商標権とか、
そういった権利です( ̄^ ̄)ゞ
特許権等によって守られている場合、
他社は、法律上マネすることができませんね。
なので、特許を取って効かせると、
そのカベは結構高くそびえ立つことになります(°0°)
ただし、特許は万能ではありません。
製薬や材料などの特許は、かなり効いてきますが、
それ以外の分野の特許は、
抜け道も結構たくさんあります(T^T)
例えば、材料系の分野の場合、
「水」のように、
「H2Oからなる液体」という特許とすると、
他社が「水」を作ると、ほぼ権利侵害です。
だって、「H2Oからならない水」を
作るのは無理ですからね。
つまり、他社は、法律上ほぼ「水」を作ることが
できなくなりますね。
これは、結構強力ですな(・o・)
また、医薬品の世界では、
該当特許が切れると、
ジェネリック医薬品がたくさん出てきます。
特許が切れた瞬間に、他社が群がってくるんですね。
逆にいうと、特許が存在している間は、
他社は製販できないということです(^.^)
一方、機械器具系として、
「ハサミ」のように、
「取っ手を使って刃を開閉させる切断具」
のような特許があったとしても、
紙を切ることはできますよね(^_^;
カッターとかシュレッダーとかを使って。
つまり、特許を回避しつつ、
その特許と同じような効果を持つ製品を
考えることは結構できちゃいます(^0^;)
実は、製品自体、まったく新しい概念であれば、
結構広い権利を取ることはできます。
例えば、「ハサミ」がない時代に、
「取っ手を使って刃を開閉させる切断具」
で特許が取れれば、結構強力ですよね。
でも、すでに似たような製品であふれ返っているような世界では、
広くて強力な特許は取りにくいですね(>_<)
しかも、特許を取るということは、
内容を公開するということになりますので、
余計、他社にマネされやすくなります。
実際には、特許によって公開するレベル、
つまり特許書類に記載するレベルを
コントロールするなんてことも行われていますφ(.. )
まあ、特許で完璧に保護するのは難しいですが、
特許を効かせることができれば、
他社にとっての高いカベになります。
これが法律上のカベです。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・独自化経営を目指そう!
・他社にマネされないようにしよう!
・法律上のカベを作ろう!
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次回は、②物理上のカベについて検討してみたい。
それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ