第316回:中小製造業の独自化とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、前回、売上の方程式について

お話ししました(^0^)

今回は、独自化のお話し。

わたしが今まで見てきた中小製造業の中で、

上手くいっている会社の特徴の一つとして

独自化があげられますな!(^^)!

製品・サービスの独自化だけでなく、

集客体制や企業文化など、

いろんな要素が独自化の対象となります(^_^)v

独自化っていうのは、要するに、

他社がマネできないってことですね。

他社がマネできないっていうのは、

他社が再現できない、

または、

他社がマネしても儲からない

ということです(^○^)

独自化された企業は、

他社がマネできないので、

収益性が高いです(o^^o)

会社は、存続させるために

利益を上げ続ける必要がありますよね。

なので、存続を目指すなら、

あらゆる中小製造業は、

独自性を目指すべきですp(^_^)q

もちろん、まったく独自性のない会社でも

短期的には利益を上げられるかもしれませんが、

長期的には、他社の参入により、儲からなくなるでしょう。

それじゃ~、どういう風に独自化して

マネを防止すれば良いのか。

ひとまず、マネ防止の概念を分類してみよう(^o^)

切り口はいろいろあると思うが、

以下の3つのカベに分けてみました。

①法律上のカベ

②物理上のカベ

③事実上のカベ

まずは、①法律上のカベ。

こいつは、知的財産権が代表的ですな。

いわゆる、特許権とか商標権とか、

そういった権利です( ̄^ ̄)ゞ

特許権等によって守られている場合、

他社は、法律上マネすることができませんね。

なので、特許を取って効かせると、

そのカベは結構高くそびえ立つことになります(°0°)

ただし、特許は万能ではありません。

製薬や材料などの特許は、かなり効いてきますが、

それ以外の分野の特許は、

抜け道も結構たくさんあります(T^T)

例えば、材料系の分野の場合、

「水」のように、

「H2Oからなる液体」という特許とすると、

他社が「水」を作ると、ほぼ権利侵害です。

だって、「H2Oからならない水」を

作るのは無理ですからね。

つまり、他社は、法律上ほぼ「水」を作ることが

できなくなりますね。

これは、結構強力ですな(・o・)

また、医薬品の世界では、

該当特許が切れると、

ジェネリック医薬品がたくさん出てきます。

特許が切れた瞬間に、他社が群がってくるんですね。

逆にいうと、特許が存在している間は、

他社は製販できないということです(^.^)

一方、機械器具系として、

「ハサミ」のように、

「取っ手を使って刃を開閉させる切断具」

のような特許があったとしても、

紙を切ることはできますよね(^_^;

カッターとかシュレッダーとかを使って。

つまり、特許を回避しつつ、

その特許と同じような効果を持つ製品を

考えることは結構できちゃいます(^0^;)

実は、製品自体、まったく新しい概念であれば、

結構広い権利を取ることはできます。

例えば、「ハサミ」がない時代に、

「取っ手を使って刃を開閉させる切断具」

で特許が取れれば、結構強力ですよね。

でも、すでに似たような製品であふれ返っているような世界では、

広くて強力な特許は取りにくいですね(>_<)

しかも、特許を取るということは、

内容を公開するということになりますので、

余計、他社にマネされやすくなります。

実際には、特許によって公開するレベル、

つまり特許書類に記載するレベルを

コントロールするなんてことも行われていますφ(.. )

まあ、特許で完璧に保護するのは難しいですが、

特許を効かせることができれば、

他社にとっての高いカベになります。

これが法律上のカベです。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・独自化経営を目指そう!

・他社にマネされないようにしよう!

・法律上のカベを作ろう!

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次回は、②物理上のカベについて検討してみたい。

 

それでは、また次回( ^o^)ノ

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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