こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、出願基準について
お話ししました(^0^)
今回も、出願基準のお話しです(^Д^)
新たな技術や製品を創造したとき、
特許出願すべきか、すべきでないか、
どのように判断すればいいのでしょうか?
以下の3つの観点がありましたね(^_^)b
●特許性
●技術性
●事業性
前回は、特許性について見てみました。
今回は、技術性について考えてみます( ̄^ ̄)ゞ
細かい項目を挙げればキリがありませんので、
中小製造業が、最低限は検討して欲しいな、
と思う項目を挙げてみます。
こんな感じ。
●実現可能性
●独自技術度
●模倣容易度
●侵害発見容易度
まずは、●実現可能性について。
文字通り、実現できるか否か、ということです。
特許は、製品やサンプルが無くても取れます。
つまり、理論上は、頭の中で考えたものでも
特許は、取れちゃいます(^□^)
まあ、事実上、試作品や実験を経ないアイデアというのは、
さほど大したものではないことが多いですけどね(^0^;)
なので、あるアイデアに基づいて特許を取ったとしても、
実際に作れない、なんてことが起こり得ます(T^T)
そんな事態になったとしたら、
せっかく特許取っても、
使えなくなっちゃいますよね(ToT)
ただし、中小製造業の場合、
目の前の製品を特許化したい、
というケースが多いですから、
実現できない、ということは意外と少ないかも。
でも、検討基準としては重要なので、
入れておきました(^▽^)
それから、●独自技術度。
これは、近い技術や競合がどれくらいいるか、
という観点です。
独自技術の要素が低いということは、
誰でもマネしやすいし、
すでにいろんな技術が公開されてるってことですね。
こういう状況では、
広くて強い権利を取り難いです(>_<)
なので、例え特許が取れたとしても、
競合他社が、特許を回避しつつ、
同じ効果を持つ製品を
製造販売し易くなりますね(ノД`)
その一方で、独自技術度が高いと、
まだそんなに周辺技術が公開されていないので、
広くて強い権利を取りやすいです(o゜▽゜)o
例えば、iPS細胞とかって、
独自技術度が高いですよね。
まあ、そこまでスゴそうなものじゃなくても、
昔からほとんど技術が変わらないような世界では、
すき間が、たまに埋もれていたりします。
それから、●模倣容易度。
ある技術について、
ほかでは誰もマネできない、
っていうようなものだったら、
特許なんて要らないですよね(^_^;
だって、特許って他社がマネできないようにする
ものじゃないですか?
なら、そもそも他社がマネできないなら、
特許取っても使う機会がないですよね(^0^;)
例えば、痛くない注射針とか、世界最小の歯車のように、
よそでは誰も物理的に作れないようなもんですな。
ただし、これには注意が必要ですね。
技術の世界は、日進月歩。
今は誰も作れなくても、
5年後には作れるかもしれない(@_@)
特許だったら、20年間生き続けます。
長い目で見たら、特許取っておいた方が安心かも、
なんてこともあり得ますo(^-^)
おっと、また長くなりそうなので、
今回は、この辺で。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・その技術、実現できますか?
・その技術の独自度はどれくらい?
・その技術、他社がマネできますか?
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次回は、また続きですな。
侵害発見容易度のお話しです。
それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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