こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、弁理士選びについて
お話ししました(^0^)
今回は、弁理士選びPart2のお話しです(^Д^)
前回お話したように、
弁理士を選ぶ際の、星三つの重要ポイントは、
以下の4つでした。
(1)人柄 ★★★
(2)経験年数 ★★★
(3)事務所の規模適正 ★★★
(4)料金 ★★★
今回は、事務所の規模適正についてです。
(3)事務所の規模適正について
中小製造業が選ぶべき特許事務所の規模って、
どれくらいなんでしょう?
もちろん、唯一絶対の正解というのはないでしょうが、
わたしの見解としては、
ズバリ、”小さな事務所”です(^▽^)
ここで言う、大きいとか小さいというのは
どれくらいを言うんでしょうかね~。
ちょいと調べてみると、
特許事務所数が全国で約4,000強。
そのうち、弁理士1人の事務所が、2,870件。
およそ、68%が、弁理士1人事務所です(°°)
となると、ほとんどが1人事務所なんですね~。
それ以下、弁理士数と事務所割合を示すと、こんな感じ。
●弁理士数1人→68%
●弁理士数2人→14%
●弁理士数3人→6%
●弁理士数4人→3%
●弁理士数10~15人→1.7%
●弁理士数80人以上→0.1%
う~ん、弁理士数4人以下で、約90%ですな(°0°)
ただし、これはあくまで弁理士数なので、
弁理士以外の所員を含めた所員数で計算すると
もう少し変わるでしょう。
まあ、あくまでも個人的な感覚ですが、
所員数5人以下が小規模って感じかな~。
それ以上は、こんな感じ。
●小規模→所員数5人以下
●中規模→所員数6人~20人
●大規模→20人以上
さて、先ほど、中小製造業は、
小さな事務所が良いと言いましたが、
小さな事務所と大きな事務所とでは、
何が違うんでしょうかね~。
案件処理能力とか、管理能力とか、いろいろありますが、
一番大きな違いは、企業への”関わり度合い”ではないかと思います(^o^)
大きな特許事務所が付き合うのは、通常、大企業です。
大企業の場合、知財を専門に扱う知財部という部署があります(・o・)
この知財部が、自社の知財についていろんな管理をしてるんです。
そして、知財部は、自社の開発部と連携して、
発明についていろいろ磨き上げたりしています!(^^)!
つまり、大企業の知財部と特許事務所は、
知財に関する多くの共通言語を持っていて、
ツーカーで話しができますo(^-^)
このような大企業を相手にする特許事務所というのは、
多くの案件を適切に処理する能力が求められますね。
事務所側から見た利益の源泉は、特許出願手続きです。
そのため、大企業を相手にする大きな特許事務所は、
なるべく多くの案件を早く回転させる、
というビジネスモデルになりますね(・∀・)
一方、中小製造業の場合、知財部がないどころか、
そもそも知財についてあまりよく知らないのが普通です。
つまり、中小製造業と特許事務所は、
知財に関する共通言語を持っていませんね(>_<)
ですので、中小製造業を相手にする事務所は、
知財についての前提を説明したり、
開発担当者といろいろやり取りして、
発明を磨き上げるための案内・サポートをする必要がありますp(^_^)q
つまり、事務所側は、中小製造業にとっての
”知財部”としての役割が求められます。
しかし、この役割は、意外と手間暇がかかるんですね(^_^;
なので、大企業相手の大きな事務所は、
意外と手間暇のかかる知財部としての役割を
あまりやりたがらないのが一般的です(^_^;
それよりも、利益の源泉となる特許出願手続きを
なるべく多く早く回転させたいのが本音です。
でないと、多くの所員に対する給料や設備投資のための固定費を
まかなえないですからね~。
その一方で、小さな特許事務所であれば、
相対的に固定費が少なくて済みますよね(^▽^)
なので、その分、手間暇のかかるサービスであっても
フットワーク良く提供しやすくなります(^□^)
いきおい、企業への”関わり度合い”は、深くなりますね。
これは、弁理士の能力の問題ではなく、
ビジネスの構造上の問題ですな(^_^)b
ちなみに、大きな事務所と小さな事務所とで、
個々の弁理士の能力は、さほど変わらないと思います。
弁理士の能力に差があるとしたら、
それは、事務所の規模よりも、
弁理士個人の意欲や
そもそもの能力差の方が大きいでしょう(‘_’)
わたしは、以前、所員数約700人という日本一大きな特許事務所にいました。
いまは、所員数2人の小さな特許事務所です。
つまり、大きな事務所と小さな事務所の両方を見てきました(@_@)
その上で、客観的に申し上げますと、
やはり、中小製造業は、大きな特許事務所よりも、
小さな特許事務所で、中小企業に対して親身に対応してくれる弁理士を
選んだ方が良いでしょうね~p(^_^)q
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●●今回のネオフライト奥義●●
・中小企業は、小さな特許事務所を選ぶべし!
・小さな特許事務所の方が、深く関わってくれる!
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またまた長くなりそうなので、
続きは、また今度。
それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ