こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、意匠のお話し。
知的財産と呼ばれるものの中に、
意匠権というものがありますね。
先日、オムロンヘルスケアが、
タニタを訴えましたね(°0°)
「タニタはん、
オタクのとこの体重計、
それ、うちの体重計とクリソツやで~」
という、オムロンの主張です。
つまり、オムロンは、その体重計に関して、
意匠権を持っていて、
その意匠権の侵害ということで、
タニタを提訴したということですね。
もちろん、訴訟ということですから、
タニタは、
「オムロンはん、
そりゃ~、言いがかりやで~。
オタクの意匠と、うちの体重計は、
全然似てまへんで~」
ということで、争っています(`Д´)
まあ、両方とも、真ん中に液晶画面があって、
両サイドに2つの電極がある、という点では、
同じですね。
あとは、細かいところで、どれだけ違うかの争いになります。
どうなるかは、もちろん分かりません。
それにしても、意匠権って、
何となく分かるような気がするけど、
実際はよく分からん、って感じですよね(>o<)
意匠権っていうのは、
デザインを保護するものです。
見た目です。
特許のような機能とか技術とかは、関係ありません。
デザインなので、
かっちょいい模様とか、
スタイリッシュな形状とか、
そんなものです。
今回の例で言えば、体重計の見た目・デザインですね。
そのデザインについて、
特許庁に意匠権の申請をして、登録になると、
第3者は、そのデザインを勝手にマネしちゃイケません、
っていう状態になります。
もう一つ、意匠権といえば、以前、
ダイソンが、羽根なし扇風機について、
東京税関で中国製の侵害品の輸入を何百台とか阻止しましたね。
ダイソン扇風機のように、見た目に特徴があるのであれば、
意匠権による保護も考えたいですね。
3Dプリンタなどのモノ作り革命がおきると、
意匠権というのは、要注意となってくるかもしれませんね~。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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