こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、お薬のお話し。
先日、山中伸弥先生が、ノーベル賞を
受賞しましたね。
良かった、良かったヽ(^。^)丿
iPS細胞が、医療現場で本当に実用化されたら、
スゴいことになりそうですよね。
まあ、どれくらい先のことになるかは、
よく分かりませんが、
いずれにしても、ノーベル賞、あっぱれですな!
なんか、山中先生のアカウントでツイッターとか
流れてるそうなので、
あなたも、気を付けてくださいね(^^ゞ
そんな中、先日、
武田薬品が負けちゃいましたね~(>o<)
そうそう、以前から、武田薬品が
後発医薬品メーカーを訴えてました(`へ´)フンッ。
後発医薬品っていうのは、特許が切れた医薬品で、
ジェネリック医薬品って言った方が一般的ですかね~。
ちなみに、医薬品の世界っていうのは、
他の分野とちょっと違った世界観があります。
その辺のお話しをしましょうか。
医薬品の開発っていうのは、
メチャメチャお金と時間がかかるんです。
数百万の化合物をあれこれ組み合わせて、
安全性の試験や、臨床試験などを行って、
厚労省に申請を行って、
まあ、10年は当たり前、といった感じでしょうか。
開発費は、1,000億円は当たり前、
ヘタしたら1兆円レベルですヽ(゚∀゚)
それなのに、マネするのは比較的簡単なんですね。
パッケージに成分が書いてあるし、
厚労省にも申請する訳ですしね(T^T)
開発メーカーとしては、
何年も何億円もかけて
必死で開発したものを、
後から簡単にマネられたんじゃ、
タマランチ会長なんですな(ToT)
だから、貴重な新製品をマネされないように保護して、
巨額の開発費を回収したい訳です。
そんな要請にズバッとフィットするのが
特許制度です(゚Д゚)
医薬品の分野では、
特許の範囲が明確で、広く設定しやすいので、
特許がかなり効いてきます。
他の分野みたいに、
権利の抜けが生じにくいんですね。
だって、モノの世界だったら、
異なる構造で、似たような機能を実現できますけど、
科学の世界では、
H2Oと言ったら、水はH2Oだけでしょ。
ハサミの刃の角度や持ち手の構造は
いろいろ変えられるけど、
H2Oの成分を変えて、水は作れないんです。
なので、医薬業界は、
他の分野よりも、
”特許命”
の世界です(°0°)
特許の期限が切れると、
ジェネリック医薬品が出回るので、
その分の売り上げが急激に落ち込んだりします。
日本では、まだそんなにジェネリックが
当たり前ではないですが、
アメリカでは、特許が切れると、
1年で9割がジェネリックになると言われてるそうです。
急激な変化です(゚ω゚)
そんな状況の中、
武田薬品 vs ジェネリックメーカー
の争いがあって、
地裁判決では、武田薬品が負けちゃいました(ノД`)
一応、武田薬品は、控訴する意向を
示しているようですが、どうなることやら。
成り行きを見守っていきま~す!
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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