こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、海外向け商標のお話し。
クレヨンしんちゃん商標やiPad商標など、
最近では、特に中国の商標問題を耳にしますね~(^_^;)
海外での模倣品対策として、
商標を取っておくことは、一つの手ですな!(^^)!
もちろん、
「商標を取っておけば万全、もう大丈夫!」
ってことはないです。
でも、模倣品を排除する上では、
何らかの権利を持っておく、
というのは最低限必要ですからね~(^_^)b
だって、ビジネスの世界では、
基本的にマネることは自由ですから(・∀・)
商標の場合、
特許などに較べて、
侵害の判断が簡単ですし、
取得費用も安いです(^。^)
なので、海外の模倣品対策としては、
まずは、商標の取得を考えるというのは
ありかもしれませんね(^_^)
ただし、海外で権利を取るというのは
少し敷居が高いかもしれませんな(゚ω゚)
そんなときにオススメなのが、
国際登録出願です(^_^)b
通称、”マドプロ出願”と呼ばれてます。
マドプロっていうのは、
マドリットプロトコル(マドリット協定議定書)
の略ですな(?_?)
以前お話ししたのですが、
権利というのは基本的には国境を越えません。
なので、マドプロ出願であっても、
各国ごとに審査があります(*_*)
じゃ~何が良いかっていうと、こんな感じです。
●出願窓口が、日本一つだけでok
いままでのように、
各国ごとに出願する手間が省けますね。
う~ん、これは良い(*^o^*)
●費用が安くなるかも
基本的に、各国ごとに出願すると、
現地の特許事務所と、日本の特許事務所の
それぞれに手数料が発生します(>o<)
これがマドプロ出願であれば、
現地の特許事務所を使わずに、
日本の特許事務所による手続きだけで
登録されることがあります(*゚∀゚)
なので、現地の特許事務所を介さない分、
費用が安くなりま~す(^▽^)
ただし、それって一発登録された場合です。
つまり、各国で拒絶されてしまった場合には、
その拒絶に対応する手続きを行うために、
現地の特許事務所が必要になってきます(*_*)
でも、商標の場合、一発登録も結構多いので、
ダメもと出願もアリかもしれませんね(^_^)v
●管理がかなり楽ちん
マドプロ出願によって国際登録されると、
更新や変更の手続きが、一本化されます。
各国出願だと、各国ごとに手続きが必要ですから、
一本化されるってことは、かなり楽ちんだし、
費用も安くなりますね( ̄∇ ̄)
このように、マドプロ出願は、
結構使えますよ(^_^)v
まあ、まだまだ歴史が浅くて
日本でもすっかり根付いたとは言い難いです。
でも、今までもマドプロ出願件数は増えてきましたし、
これからもどんどん増えていくと思います(^-^)
ただし、加盟国がやや少ないのが難点でしょうか(ToT)
米国、中国、欧州などは加盟していますが、
アジア地域はやや弱いような気がしますね。
例えば、2012年7月現在で、以下の国は加盟していません。
台湾、香港、インド、タイ、
マレーシア、インドネシアetc
それでも、日本の次に海外に商標出願する場合、
今までのように各国に出願するよりも
それなりにメリットの大きいマドプロ出願、
検討の余地は充分ありですよ(^O^)
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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