こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、アメリカの底力(そこぢから)のお話し。
アメリカっていう国は、まったくもって、あなどれませんな。
アップルやインテルやクアルコムなど、
世界的にもかなりのビッグネームが揃ってますよね。
でも、1980年代には、日本が大躍進して、
アメリカは、レーガン大統領時代、
双子の赤字に陥ってました。
この頃の日本は、経済的には絶好調で、
アメリカの製造業は凋落するかもしれない
という雰囲気。
しか~しである。
そこから、アメリカの底力が発揮されるんです(゜Д゜)
アメリカは、日本を徹底研究。
アメリカの強さは、知的財産にあり、
と分析して、特許強化政策に突入します。
世に言う、プロパテント政策ってやつです。
さらに、外国の優秀な技術者などを
たくさん受け入れました。
いつの間にやら、強いアメリカが復活してましたもんね~。
ちなみに、アメリカ合衆国憲法第1条には、
こんなことが書いてあります。
「
議会は、次の権限を有する。
著作者及び発明者に、
一定期間それぞれの著作及び発明に対し
独占的権利を保障することによって、
科学および有用な技術の進歩を促進すること。
」
特許法を有する国は多いですが、国の規範たる憲法に、
ここまで知財が明文化されている国というのは
極めて珍しいですな(・o・)
1783年、イングランドから独立した
アメリカの建国者たちは、科学技術への取り組みを
振興し、産業を発展させるという、
強い意志を込めたのかもしれませんね~。
ちなみに、1861年に16代大統領となった
リンカーンも発明家でした。
彼は、演説でこんなことを言ってます。
「特許制度は、天才の火に利益という油を注いだ。」
それから、数年後の1868年に、
エジソンが、「電気投票記録機」で、
初の特許を取得しています。
天才エジソンの出現は、アメリカの科学技術にとっても
極めて大きかったと言っていいでしょうね。
まだ薄暗かった時代に、電力システムを
普及させた人ですからね。
エジソンの作った会社が、GEという超巨大企業にまで
成長していきました(・∀・)
こういう科学技術に対する強い意識は、
まさにアメリカの底力となって、
強いアメリカを支えている気がする。
さて、1980年代のアメリカの危機状況、
まさに、いまの日本と似た状況なのかもしれませんね。
今こそ、日本は、アメリカに学ぶ必要があるのかもしれない。
こんなところで、終わるわけにはいきませんな。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
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