こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、世界の通信事情のお話し。
先日、こんなニュースが出ましたね。
「グーグルがモトローラを買収!」
買収金額は、約1兆円です(°0°)
スゴイ額ですな。
実は、1ヶ月くらい前にも、
こんなニュースがありました。
「グーグルが、カナダの通信機器メーカーの
特許6,000件を、9億ドルで入札」
グーグルとしては、
どうやら特許を手に入れたいらしい。
まあ、最近の通信系の訴訟は、
激烈ですからね~(>_<)
グーグルの「android」登載端末メーカーが
アップルなどに軒並み攻撃されてます。
先日も、サムスンが、欧州でのタブレットPCの
差し止めを食らってました。
ちなみに、冒頭で触れた カナダの通信機器メーカー
の特許6,000件は、グーグルではなく、
アップルやマイクロソフトなど
いわば敵方の企業連合が落札しました。
つまり、グーグルとしては、
「もう特許ってしんどいんじゃ。
とにかく、早よ特許武装せなあかんで~!」
ってことなんでしょうね~。
なんでも、モトローラ買収前の
グーグルの特許保有数は、
わずか750件程度。
マイクロソフトの特許保有数は、
1万8,000件超だそうです。
モトローラは、世界で1万7,000件
の特許を持っているらしい。
ということは、グーグルとしては、
モトローラ買収によって、特許保有数で
一気にマイクロソフトに肩を並べる
って訳ですな。
実をいうと、電化製品系の世界では、
特許の数というのは、かなり重要なんです。
その理由は、少しディープな話になるので
ここでは触れないでおいときます。
とにかく、数を保有して、お互いの特許を
使い合いましょうやってことに
なり易いんですね~。
こういうのを、クロスライセンスって言います。
ただし、クロスライセンスに持ちこむには、
お互いに特許の数を持ってないとイカンのです。
グーグルとしては、特許の数を用意して、
訴訟ではなくクロスライセンスに持ち込む
っていうのが、狙いの一つなんでしょう。
もちろん、グーグルがハードウェアを製造する
具体的手段を手に入れたっていうことは、
これから、グーグルは、ソフト込みの端末を
狙ってるのかもしれません。
まあ、この辺は、いろんな憶測が交錯していて、
わたしにも、良く分からんですな。
めまぐるしく変わる通信端末の世界、
瞬き(まばたき)一回合図で、
世界が変わってるかもしれませんな。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
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