こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、ハウステンボスのお話し。
ビックリしましたね~。
ハウステンボスが、HISの支援を受けて約半年。
10年4~6月期は、黒字。
10年9月期の決算も、3億円程度の最終利益を
確保できる見通しだそうです。
さすが、HIS沢田秀雄会長。
タダモノじゃありませんな。
ちなみに、ハウステンボスといえば、
1992年の開業以来、17年連続の赤字。
業績不振が続いて、2003年に会社更生法が申請されました。
今回は、このハウステンボスの再建の秘訣を
考えてみましょう、ってことです。
教科書的に言うと、売上は、こんな式で表せます。
売上 = 客単価 × 客数
つまり、売上を上げるためには、
「客単価」を上げるか、「客数」を上げるか、
どちらかの必要がある訳ですね。
これは、社長の事業でも、ハウステンボスでも、
まったく同じことです。
ハウステンボスの場合、HIS支援後に入場料を下げましたので、
「客単価」を上げるためには、飲食やグッズなどの
場内価格を上げたり、場内購買回数を増やしたりする
必要がありますよね。
一方、「客数」を上げるためには、リピートを増やしたり、
客層を増やすなどが必要でしょう。
ハウステンボスが取った作戦は、どんなもんなんでしょうかね?
まあ、わたしたちには見えない作戦もいろいろあるんでしょうが、
見える作戦としては、これです。
イベント大作戦!
ハウステンボスのイベントは、とにかく多彩です。
例えば、こんな感じ。
●AKB48握手会
●コスプレツアー
●龍馬伝
●ジャズライブ
●ミュージカル
●ワンピースの体験型アトラクション
●スリラー・ファンタジー・ミュージアム
●ガーデニング
●バラコンクール
ディズニーランドが、「ディズニー」という枠内の
イベントが中心であるのに対して、
ハウステンボスは、いろんな種類がありますよね。
AKB48、コスプレ、ワンピース、ガーデニングなど、
子供・オタクからシニアまで、想定してます。
いろんな種類のイベントを行うことによって、
おそらく「客層の拡大」や「リピートの拡大」を
狙っているんでしょう。
また、イベントを連発することによって、滞在時間が延びます。
実際には、2割ほど滞在時間が延びたそうです。
滞在時間が延びれば、場内購買回数が増えますので、
「客単価アップ」が狙えますよね。
つまり、イベントによって、「客単価アップ」と
「客数アップ」を図り、これにより、
「売上アップ」を実現していると言って良いでしょう。
ほ~、イベント大作戦ですか~?
どうでしょう、貴社の事業にも応用できませんか?
セミナー、ランチ会、飲み会、何でもOKです。
貴社らしいイベントを考えてみると楽しいかもしれませんね。
もちろん、イベントをやることによって、貴社の事業に
どのように寄与するのか、
ロジックを組み立てることは忘れないで下さいね。
戦略的発想ですよ。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ