こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、前回、模倣防止のステップについて
お話ししました(^0^)
今回も、模倣防止のステップのお話し。
模倣防止体制構築ステップは、
ざっとこんな感じでした(^_^)b
(1)技術の洗い出し
(2)技術の評価・分類
(3)ノウハウ防止体制の構築
(4)知財管理体制の構築
(5)開発会議での防止策の検討実施
今回は、(4)知財管理体制の構築です。
知財管理体制といっても、
特許出願の管理をするという
側面はやや低いですかね(^_^;
そもそも、中堅・中小製造業では、
特許出願や特許を管理するほど
そんなに数が多くないですからね。
ここでは、開発から販売に至るまで
の間に、知財を活用するという
点の方が重要かな(^O^)
あえて、もっと限定的に言うと、
開発のときに知財情報を
もっと活用しましょう、
ということですね(^_^)
中堅・中小製造業が開発をする際、
知財情報を活用すると、
開発力は上がると思いますよ(^□^)
例えば、こんなことが結構あります。
「
今まで実験を繰り返してきて、
ようやく上手くいったので、
特許を取りたいという状況。
そこで、特許情報を調べてみると、
すでに似たようなものが
たくさん出願されている。
しかも、実験に着手する遥か以前から
その特許情報は公開されていました。
」
もちろん、それじゃどうすれば良いか
ということをその時点から考えるわけです。
でも、実験をやる前に、
すでに似たようなものがたくさん出願されている
と分かっていたら、どうでしょう。
なにか別の視点で実験をやったかもしれないし、
そもそもその実験をやらずに
他の実験に切り換えたかもしれませんね。
それから、アウトプットレベルを上げるには、
インプットレベルを上げることが手っ取り早いです。
インプットレベルを上げるには、
知財情報が極めて有効だと思います(^▽^)
開発の前や開発時に、
他社の知財情報をインプットすれば、
自社開発のアウトプットをするときに、
そのインプットを越えるアウトプットを
しようとしますからね(^o^)
このような知財情報を活用するためには、
知財の調査のスキルと、
特許書類の読み方のスキルが必要です。
まあ、そんなに難しいスキルではないです。
開発時にこれらの知財情報を
活用できるようになったら、
特許出願するかしないかの
意思決定プロセスを決めましょう(^.^)
どういう場合にノウハウとして秘匿するか、
どういう場合に特許出願するか、
という判断基準を決めることですね。
このように、開発時に他社の知財情報を
しっかり調べておいて、
ノウハウか特許等で保護する体制を
作ることができれば、
模倣防止に寄与することができます。
ただし、ここでは何度も言っていますが、
100%完璧な状態は永遠にやってきません。
だからこそ、日々の改善・更新が
重要になってきますね(^O^)
続きは、また今度。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・知財情報を活用しよう!
・特許出願の意思決定の基準を決めよう!
・ノウハウと特許とで技術を守ろう!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ