こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、ドラマと景気のお話し。
最近のドラマをちょいと分析してみようと思います。
ジャンル的にいうと、最近のドラマは、刑事ものが幅をきかせてます。
今回も、「ハンチョウ」、「新警視庁捜査一課9係」、
「科捜研の女」、「警視庁継続捜査班」、「うぬぼれ刑事」、
「熱海の捜査官」
と、刑事ものが目白押しです。
ちなみに、前回春のドラマでも、視聴率ベスト10のうち、
半分は刑事ものでした。
参考までに上位ベスト3は、以下の通りです。
●1位:「臨場」(内野聖陽さん)
●2位:「月の恋人」(木村拓哉さん)
●3位:「新参者」(阿部寛さん)
1位と3位が、刑事ものでした。
それにしても、なぜ今”刑事もの”なんでしょうか?
おそらく、企業が広告費を使わなくなってしまったので、
安くても確実に数字の取れる刑事ものが好まれたんじゃないかな~。
今夏のドラマも、その影響が確実に出てますね。
まずは、堅実に数字を取れって感じでしょうか。
でも、最近の経済指標などを見ると、
景気回復の兆しが垣間見れますよね~。
消費者物価指数などは、今ひとつ下げ止まっていないものの、
生産関係、貿易関係、給与関係の数字とか、小売業販売額なんかも、
半年前と比べると結構がんばってきてます。
ちなみに、広告扱い高を見ると、ここ2ヶ月で
ようやく前年比プラスになってきてます。
この影響は、今夏のドラマには反映されていないんでしょうかね。
実は、今夏のドラマは、女優陣が大躍進してるんです。
天海祐希さんをはじめ、木村佳乃さん、
綾瀬はるかさん、観月ありささんなどなど。
旬な女優でいうと、吉高由里子さんや、仲里依紗さん。
連ドラの世界では、男優主演作の数が、
女優主演作の数をずっ~っと上回って来てたらしいんですが、
今回、2年ぶりにほぼ同数になったんだそうです。
これってどういう意味があるんでしょうかね~。
女優のギャラの方が男優よりも総じて高いということが前提なのですが、
ここらでテレビ局側も少しだけ勝負してみるかって
感じなのかもしれません。
まあ、ギャラに関しては、よく分かりませんけどね。
でも、広告扱い高が前年比でマイナスになったのが、
2年ちょっと前の2008年3月からで、
最近2010年5月からようやくプラスになってきてますから、
広告扱い高とドラマ出演者との何らかの相関関係はありそうですよね。
あと、今夏のドラマは、恋愛ものがちょっと減りましたね。
前回春には、恋愛ものが結構増えたんですが、
視聴率的には、ランキング2位の「月の恋人」と、
4位の「同窓会」以外は、今ひとつパッとしませんでした。
あと、イケメン×ヤンキー×スポ根などの、
ちょい前はやりのドラマも減りました。
前回、新体操の「タンブリング」があまり良くなかったですしね。
今回は、学園系としては、速水もこみちさんや
志田未来さんの「ハンマーセッション」のみです。
実際のところ、刑事もの以外となると、
かなり世相が読みにくいところでしょう。
こうやって見てくると、世相の読みにくさと不景気とが相俟って、
全体的に地味な感じだったのが、
女優陣の復活に見れるように、景気回復の息吹とともに、
連ドラの顔ぶれも少しだけ息吹いて来つつあるような気がしますね。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ