中小製造業の考案・開発・改良における知財活用とは?

今回は、知財のお話しです(^^)

以前からこんな事例集を紹介しています。

●知財活動事例集
~中小企業の舞台裏 14事例~
●知財活動事例集 ~中小企業の舞台裏 14事例~(特許庁)


知財事例というと大企業の事例が多い中、
この事例集は、中小企業の事例を
紹介しているため、
中小製造業にとっては、
参考になりそうな情報が
たくさんありますね(^_^)b

今回は、この事例集の中の
“4.考案・開発・改良”
についてのお話しです(^○^)

事例として挙げられている中小企業は、
主としてステンレスの研磨を行っている
会社ですd(^_^o)
社員数は約35名。

知財活動の背景としては、
研磨加工技術の整理・分類が
不充分だったため、
品質や再現性が担保されていない、
というだけでなく、
社内人材の育成が難しい、
ということがありました
(@_@)

そこで、当社は、
改めて技術の整理・分類を
行いましたφ(.. )

品番ごとに研磨方法を決めて、
品質の同質化を担保し、
体系化と社内共有を進めていきました。

これによって、
再整理された技術を組み合わせる
ことにより、複合研磨技術による
製造や製品開発が
効果的に行われるようになりました。

さらに、社内の技術教育も
やりやすくなり、人材教育を
効率化することができるようになっています。

さらに、製品開発について。
当社では、製品の企画提案・開発に
際しての情報収集は、
特許調査や意匠調査を行って、
他社のデザイン等をチェックしています。

知財データベースを利用して
客観的な他社情報を定期的に収集し、
開発アイデアに活かす仕組みを
構築しているという中小製造業は、
かなり少ないと思います
(・o・)

現状では、新製品の企画提案等は、
経営幹部が行っていて、
それを開発・デザイン部門の社員が
共有して開発を進めているようです。
将来的には、社員が新製品の
企画提案を行うようになっていくような
仕組みを作っていきたいとのこと。

こういうケースは、
結構ありますよね(^-^)
起ち上げた社長がアイデアマンで、
社長のアイデアを製品化している
というような会社です。

こういう会社の次のステップは、
開発の仕組み化ですね。
つまり、社員からアイデアが出て
それを製品化するような
仕組み・環境作りということです。

この点は、この事例集の中の
“1.創出の仕組み”
などが参考になるでしょう(^○^)

ちなみに、当社は、昔から
情報発信に力を入れていました。
情報を発信するということは、
単に見聞きしたことを
テキストにしてアップする、
ということだけではありません(^_^)
しっかりと、コンテンツを創造して、
それを相手に伝わるように
発信するということで、
結構 高度なんです(^O^)
当社は、研磨加工の会社ですが、
以前からブランド意識や発信意識が
お見事と言って良いくらい
高かったですね!(^^)!

これからの進化・発展を考えている
中小製造業にとっては、
とても参考になると思います。


それでは、次回もお楽しみに!

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●●今回のネオフライト奥義●●

・社内技術の棚卸し&再整理!
・複合技術での活用!
・定期的な情報収集!

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代表弁理士 宮川 壮輔

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