今回は、知財のお話しです(^^)
先日、日経の記事で、
中小製造業が特許を取って
新たな事業に挑戦、
という話しを読みましたp(^_^)q
製品は、福岡の高級イチゴ「あまおう」
の自動収穫ロボットです(@_@)
この会社、以前は特許の必要性を
あまり感じていなかったそうです。
大企業に対して
下請けとして機器を収めることが
主たる事業だったので、
そのときはさほど特許を取る必要性は、
高くなかったんでしょう(^-^)
しかし、顧客が当社の技術を含めて
特許を取得することがあって、
苦労して開発した技術を
自社の資産として残したい、
ということで特許に興味を持ったようです。
今まで、まったく特許に関わったことのない
中小製造業が、
最初から自社だけで
効果的な特許を取ることは、
ほとんど不可能に近いと言ってもいいでしょう。
中小製造業が乗り越えるべき壁は
こんな感ですd(^_^o)
・開発する技術分野の特許関係が
どうなってるかを調べる
・開発する製品に対してどのように
特許を取るかを考える
・特許を取ろうとする対象について、
特許書類を作成する
・特許庁から拒絶されたときに、
書面で対応する
例えば、今回の製品は、
こんな特徴があるそうです(@_@)
自動収穫ロボットが、
農業用ハウス内を自走して、
イチゴを画像で取得して、
イチゴの色合いから
AIが最適な収穫タイミングを判断して、
アームを伸ばしてイチゴを
傷つけないように優しく摘み取る。
これだけでも、特許の対象は
複数ありますね(^O^)
特許というのは、
1製品1特許ではありませんし、
製品ができたら
ドラえもんのポケットのように、
自動的に特許が決まる
ものでもありません(・o・)
例えば、今回の製品で言えば、
農業用ハウス内を
上手く自走するような制御方法や
イチゴの画像を綺麗に取得する方法や
AIによる色合い判断方法や、
イチゴを摘み取る機構など、
どれもが単独で特許になり得ます。
大企業であれば、
1製品に対して複数の特許を取得して
権利を面で押さえるということも
可能です。
しかし、中小製造業の場合、
予算的にそんなにたくさんの特許を
取ることは難しいですよね(>o<)
そうなると、どれが一番効く特許なのかを
見極める眼が必要です(@_@)
ただ、最初から全て完璧に進める
というのは難しいものの、
やらないと進まないですよね。
そんなとき、この会社のように、
信金などの支援を受ける
というのはアリですね(^O^)
信金が専門家を紹介して、
中小製造業がなるべく効果的な
特許を取得するp(^_^)q
もちろん、これで完璧とは言いませんが、
中小製造業が知財意識を高めて、
知財武装化を進める第一歩としては、
とても現実的だと思います(@_@)
その際、将来を見越して、
専門家任せにするのではなく、
なるべく自社の社員が、
成長するような係わり方をすると
いいでしょう(^_^)v
そのためには、
中長期的な
知財武装化計画を作って、
自社の開発状況に
マッチした知財研修などを
取り入れたいところですね。
個別の会社向けに
カスタマイズされた知財の
実践研修という感じで、
専門家からどんどん学べると
良いと思いますφ(.. )
そのようなカスタマイズされた
サービスを提供できる
コンサル的な専門家と
組むのが良いでしょうねp(^_^)q
そして、中長期的な視点で、
知財リテラシーを上げていってください。
それでは、次回もお楽しみに!
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●●今回のネオフライト奥義●●
・最初から効果的な特許は難しい!
・専門家の支援で知財を活用!
・中長期視点で知財意識を上げる!
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代表弁理士 宮川 壮輔
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