中小製造業にとっての実践的な知財戦略とは?

代表弁理士 宮川 壮輔

一般論として、知財戦略というのは、
確かに重要ですねd(^_^o)
効果的な知財を創造して
保護して活用する。
これは、確かに重要な経営の
要素ではあります(^o^)
なので、知財戦略のために、
資金、時間、エネルギーを
投入することも重要なことです。

しかし、大企業にとっては重要では
ありますが、中小企業にとっては、
ややオーバースペックですね
(・o・)

知財という項目のみに対して、
資金や時間を投入して、
戦略を考えて実行管理する、
というのは、資金的にも人材的にも
なかなか難しいでしょう(>_<)

ですが、知財戦略という考え方は、
中小製造業にとっても
重要であることは間違いありません。

ではどうするか?

以前もお話ししましたが、
中小製造業にとっては、
事業戦略の一項目として
独自資源化を考える、
ということが現実的かつ実践的です。

これからの中小製造業にとって
重要なことは、“違い”を作るということを
しっかり認識して発信することです。

競合他社との“違い”が結果として作られる、
という受動的な意識ではなく、
競合他社との“違い”を
自らが積極的に作っていく、
という意識への転換が必要です(^-^)

このような“違い”というのは、
単なるアイデアとか思いつきで
できるものではありません(°°)

他社と“違う”わけですから、
新しいことを進めていくわけで、
前例のない道を進んでいくわけで、
それが正解なのか誰にも分からない、
というタフな状況を切り開いて
いくことになります(`ε´)
そして、自分たちが出した答えを
正解にしていく、
という執念とかエネルギーが必要です。

このような未知の道を進んでいく以上、
社長個人の思いだけでなく、
会社として、組織として、
“違い”を作るということに
ベクトルを合わせる必要があります
(^○^)

そうすると、そもそも論として、
社長の思いを言語化した
魂の経営理念があった方が良いですね。

そして、社員のベクトルを合わせるためには、
この“魂の経営理念”を頂点にして、
ビジョンや目標を紐付けていくことが
重要になってきます(@_@)

流れとしては、こんな感じです。


魂の経営理念

ビジョン(あるべき姿)

事業目標

事業戦略

行動計画
(売上、組織作り)

PDCA

最初の3つを魂で連動させる。
そして、事業目標を達成するために、
どのような手立てを進めていくかが、
事業戦略です(^○^)

事業戦略のさらに具体的な
行動レベルの施策が行動計画。
行動計画は、基本的には、
売上アップ系、組織作り系がありますね。
ときには、開発系や生産系もあり得ます。

最後にPDCA。
特に、行動を後押しすることが重要。

このような一連の流れの中で、
いわゆる“知財戦略”的な要素は、
事業戦略の中の一項目として
“独自資源化”を考えるということ。

特許とか実用新案とか出てこなくても
全然OKです
(°0°)
どうやったら“違い”を作ることができ、
どうやったらその“違い”を
独自の資源にできるか、
ということを考えることが、
中小製造業にとっての実質的な
知財戦略です
(^○^)

ぜひ、“違い”を作って、
“独自資源化”していくことを
組織として実行していってください。


それでは、続きはまた次回。


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●●今回のネオフライト奥義●●

・知財戦略は重要!
・中小にはややオーバースペック!
・独自資源化を考えることが知財戦略!

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