特許で拒絶理由通知が出されたらどうすればいいの?拒絶対応の効果的な5ステップ

代表弁理士 宮川 壮輔

特許出願後に、
拒絶理由通知が出された場合、
どう対応すれば良いんでしょうかね?

拒絶理由通知が出されると、
意見書補正書の提出が
認められますφ(.. )
ですので、当面は、
これら意見書と補正書を
どう書いていくか、ということが
問題になりますね
(^_^)b

拒絶理由通知が出されてから、
意見書・補正書を作成するまで
以下の5ステップで進めていって
ください。

(1)通知の内容を把握する
(2)本願を把握する
(3)本願の差異点を把握する
(4)差異点の効果を把握する
(5)本願の補正案と意見書を考える


まずは、(1)通知の内容を把握するについて。
拒絶理由通知の内容をよく読んで
理解してください(@_@)
審査官が何を言おうとしているかを
正確に把握しましょう。
そして、審査官が言うように、
本願の請求項が、
引例に記載されているか否かを
把握してください(^_^)b
審査官の主張が必ずしも
正しいとは限りません。
ですので、審査官の主張が
正しいかどうか、現状を客観的に
把握する、というのが
最初のステップです
d(^_^o)

そして、(2)本願を把握するについて。
仮に審査官の主張が正しそうだとして、
その場合、自社の出願内容を
補正する必要があります!(^^)!
そのために補正方針を決める必要が
あります。
その補正のタネを見極めるため、
自社の出願内容を
改めて把握してください
(^O^)


次に、(3)本願の差異点を把握するについて。
「本願-引例」の引き算に基づいて、
本願の構成と引例の構成との
差異点を把握してください
(^○^)
差異点というのは、構成上の差異点です。
本願に書かれていないことは差異点には
なりません(>o<)
あくまでも、本願に書かれている構成から、
引例に書かれている構成を引き算して、
残った本願の差異点を把握してください。
コツは、どんな小さなことでも良いので、
とにかく差異点をたくさん見つけることです。

これら差異点を抽出することが、
非常に重要になります(@_@)


それから、(4)差異点の効果を把握するについて。
先ほど抽出した「差異点」に対して、
「効果」を認識してください。

「効果」というのは、
「~することができる」
と表現できるものですφ(.. )
「この差異点により、
~することができる」という
引例には無い
本願にのみ現れる効果を
考えてください(-_-)゜zzz…


最後に、(5)本願の補正案と意見書を考えるについて。
先ほどの「差異点」と「効果」の中から、
権利範囲として追加しても良いと
思われるものをピックアップしましょう。
そして、最終的に追加する「差異点」を
決定してください
(^o^)
そうしたら、その「差異点」を
請求項に追加してくださいφ(.. )
請求項を補正するということですね。
これが補正案ということになります。

さらに、補正した新たな請求項に基づいて、
「効果」を記載して、
反論してください。
この反論の主張が意見書という
ことになりますφ(.. )

このような5ステップによって、
「差異点」と「効果」を主張して、
特許査定を狙ってください。


続きは、また次回。


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●●今回のネオフライト奥義●●

・現状をしっかり把握しよう!
・差異点をたくさん出そう!
・効果を考えよう!

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