今回も、特許のお話し。
中小製造業が、知財レベルを
上げるためにはどうすれば良いか?
というお話しです(^O^)
前回までのお話しで、
社長の知財意識を上げて、
知財目標と経営目標とを
リンクさせる、という説明をしました。
今回は、具体的な施策作りという
ことですね(^-^)
前提としては、
知財目標を明確にしたはずですので、
知財施策によって、その知財目標が
達成される、という因果の関係にある、
ということを認識することが重要ですね。
その上で、因果のツリー構造を
作りましょうφ(.. )
因果のツリー構造というのは、
“KGI-IPG-KSF-KPI”
の流れですね。
なんか、よく分からんアルファベットが
出てきましたが、
ザックリ言うとこんな感じです(^O^)
・KGI:経営目標
・IPG:知財目標
・KSF:知財重要方針
・KPI:知財管理指標
一般的な“KGI-KSF-KPI”という
3つの流れに、IPG:知財目標が
加わったものです。
まずは、KGI:経営目標。
これは、すでに明確になってますよね。
一般的にKGIというと、
定量目標として数字で表します。
なるべく、数値目標を入れましょう。
次いで、IPG:知財目標。
文字通り、知財目標ですね(^_^)v
これだけ、私の造語です。
Intellectual Property Goal
の略です。
本来は、ここも数値目標に
したいところです。
できるだけ、定量目標にすることを
諦めないでください(^O^)
でも、実際には、知財目標を
数値化するのは結構難しい
ことが多いですね(>_<)
なので、最初のうちは定性目標に
しておいて、回していくうちに、
目指すべき数値を見極め、
定量目標に修正する、ということも
アリです(^O^)
次に、KSF:知財重要方針。
ここは、知財目標を達成するための
重要な方針ですね。
一般的なKSFと同様に、
ここは定性目標になります(^○^)
最後に、KPI:知財管理指標。
ここは、定量目標になります。
知財目標は、最初は定性目標でも
構いませんが、KPIについては、
最初から定量目標にしてください。
ここを定量目標にしないと、
その後の進捗管理が効果的に
行なえません(>o<)
つまり、ここのKPIにロックオンして、
PDCAを回すということが重要です。
これら4つの因果のツリー構造を
作るのは、慣れないと結構難しいです。
まあ、慣れても難しいですけどね。
特に、KSFとKPIは、何度もグルグル
回すことになりますし、
場合によっては、IPGを修正する、
なんてこともあります(@_@)
がんばってツリー構造を作ったら、
あとは、知財定例会議を実施して、
“いつまでに・誰が・何を”やるのかを
決めてください(^O^)
そして、毎月、進捗をチェックしてください。
このとき注力するのは、KPIですね。
このように知財施策を実施していくと、
効果的に早く知財レベルを上げることが
できますよ(^○^)
続きは、また次回。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・因果のツリー構造を作ろう!
・IPG:知財目標を追加せよ!
・KPI:知財管理指標に注視せよ!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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