今回も、特許のお話し。
開発してから特許出願するまでに
開発者がやるべきことについての
続きですφ(.. )
試作品を作って
上手くいきそうだ、となったとき、
最初にやるべきことは、
「発明の認識」でしたね(^o^)
「発明の認識」というのは、
以下のストーリーに当てはめることでした。
「
(1)今までのやり方
↓
(2)その問題点
↓
(3)今回の工夫点
↓
(4)その効果
」
これが今までのお話し。
第622回:開発者は開発したら特許出願までにいつ何をすればいいの?Part3
では、発明を認識したら、
次は何をすべきなんでしょうか。
はい、次は特許調査です(^_^)b
本当は、試作品を作る前に
一旦特許調査をしておくべきなんですが、
試作品を作る過程で、
物理的な成約や技術的な成約などから、
当社の想定と仕様が変わりました、
なんてことはよくありますからね(^o^)
さて、特許調査をするときには、
調査の対象が明確でなければ
なりません(^_^)v
では、調査対象って何でしょう?
調査対象は、
(3)今回の工夫点ですね(^o^)
ここが、特許の対象であって、
ここについて新規性や進歩性が
判断されるわけですからね。
まあ、特許調査といっても、
不慣れな場合、
そう簡単にできるものではありません。
しかも、ちゃんと調査しようとすると、
結構時間がかかります(>_<)
ですので、まずは事前の簡易調査と
割り切ってしまって良いでしょう。
簡易調査ですので、
小一時間くらいで
ざっと調査する感じです(@_@)
特許調査と言えば、
J-PlatPatという特許庁の
無料のデータベースが
ありますね(^o^)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
これを活用するのが、良いです。
この中の「特許・実用新案検索」
を使います(@_@)
検索項目を合わせて
検索キーワード等を入力して
検索するだけです。
「検索項目」というのは、
主として特許明細書の記載項目
と思ってもらえば良いでしょう。
普段、Google等で検索している人
からすれば、操作イメージとしては、
そんなに難しくはないですよね(^o^)
ただし、どうすれば、効率的に
簡易調査を行うことができるかは、
状況によっても違いますし、
一概には言えません(^_^;
ここでは、まったく不慣れな人が、
ざっと見るということであれば、
「検索項目」を
「発明・考案の名称/タイトル」
に合わせて、
「キーワード」に
開発した試作品の分野を
入力してみましょうφ(.. )
実は、「タイトル」&「キーワード」のみ
というのは、ちゃんとした本調査では
あまり使わないのですが、
不慣れな人がざっと見るには、
割と使い易いです(^○^)
全く関係ない公報(ノイズ)を
結構カットできるからです。
件数が多いのであれば、
キーワードを追加したり、
出願日で範囲を限定して、
対象とする件数を絞っていってください。
件数をどれくらいまで
絞るかというのは、これも
一概には言えませんが、
小一時間の簡易調査
ということであれば、
50~100件くらいを
目安にすると良いでしょう(^o^)
これら絞った公報の見方については、
また次回。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・発明の認識の次は、調査!
・事前の簡易調査でOK!
・J-PlatPatを活用しよう!
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