今回は、事業計画書と特許思考のお話し。
事業再構築補助金の3次の公募の
締め切りがもうすぐやってきますね(^_^)v
私がこれまで事業再構築補助金の
事業計画書の作成サポートをしてきて
思うのですが、
特許的思考は、
補助金用事業計画書の作成において
かなり使えますねφ(.. )
ここでいう特許的思考というのは、
以下の3つのことです。
(1)進歩性の判断思考
(2)論理的ライティング思考
(3)技術ライティング思考
まずは、(1)進歩性の判断思考
補助金用事業計画書において、
新製品や新サービスの特徴を
説明するとき重要なのが、
新製品や新サービスのコンセプトです。
コンセプトで重要な要素の1つとして、
“競合製品等との違い”
があります。
これがないと、魅力的なコンセプトには
なりません(>o<)
公募要領的に言うと、
差別化とか優位性のことですね(^o^)
これら差別化や優位性というのは、
競合他社との相対評価ということになります。
ですので、競合製品等には、
どんなものがあるかを
ピックアップする必要があります。
ここから、進歩性の判断思考の出番ですね。
特許の世界では、
あるアイデアに対して、
公開技術と同じだと、
“新規性なし”
として、特許は取れません(>_<)
したがって、特許を取得するためには、
公開技術を引き算して、
残ったプラスアルファを明確にする
必要があります(`ε´)
このプラスアルファの部分が
“新規性”をクリアし、
“進歩性”の有無が判断される
ことになります(^o^)
補助金用事業計画書では、
このプラスアルファの部分が、
コンセプトのタネになります(@_@)
でも、事業計画書を作成するときは、
意外と他社製品を引き切れてなくて、
厳密なプラスアルファを認識していない場合が、
かなり多いです(・o・)
特許実務に慣れていると、
“あ~、これは新規性を
クリアできているな“といった
プラスアルファの創造認識能力は
鍛えられています(^○^)
なので、(1)進歩性の判断思考
によって、コンセプトを認識して磨いていく、
ということが、比較的やりやすいですね。
次いで、(2)論理的ライティング思考
これは、特許書類の作成能力ですね。
特許書類を書くには、
論理的思考能力が要求されます。
アイデアの本質を捉まえて、
上位概念化して表現した上で、
具体レベルについても記載する
必要がありますφ(.. )
そこには、一貫したストーリーがあります。
補助金用事業計画書でも、
ある程度一貫した論理的なストーリーが
要求されます(^_^)b
既存事業があって、
コロナの影響で大打撃を受けて、
なので新規事業をやらなきゃいけなくて、
強みと機会を掛け合わせた
こんな新規事業をやっていきます。
その結果、収支がこんな風に
改善されます。
といった感じp(^_^)q
具体レベルではもちろん違うけど、
抽象度を上げていけば、
論理的なストーリー作り、
という点では、
特許書類を書いてる人には、
親和性はありますね(^_^)
それから、(3)技術ライティング思考
これは、先ほどと同じように
ライティングの能力ですねφ(.. )
特許明細書には、
技術を客観的に表現する
必要があります。
そのためには、技術に対する理解力や、
技術内容を引き出す質問力や、
見えるものや見えないものを
図示して言語化する表現力が必要です。
このような能力は、
相手が製造業である場合はもちろん、
サービス業などであっても
非常に使える能力です(-_-)゜zzz…
このように、特許的思考というのは、
補助金用事業計画書の作成を
サポートする上で、非常に使えますね。
でも、もちろん、
まったく違うところもあります(^o^)
その辺については、続きはまた次回。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・使える特許的思考!
・進歩性とコンセプトは同じ!
・製造業以外でも使える!
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ネオフライト国際商標特許事務所
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