今回は、アイデアのお話し。
アイデアの付加の仕方です(^o^)
ある1つのアイデアがあって
それをもとに開発を進めていこうとする場合、
まず、そのワン・アイデア自体について、
特許の取得可能性を検討するのは、
とても良いですね(^○^)
例えば、ワン・アイデアとして、
映画案内システムとしましょう。
街を歩いていると、
スマホの時間情報と場所情報から、
最適な映画と映画館を紹介する、
という感じ(^_^)v
最初のジャスト・ワン・アイデアの段階で
まずは、既に公開されたアイデアか否かを
自社でざっくりと調べましょうφ(.. )
アイデア自体が公開されていないか、
競合がすでに実施していないか等、
グーグルで検索すればOKです。
まあ、自社の業界で、
“これは競合は実施してないな”
というのは、肌感覚で分かるかもしれません。
しかし、特許というのは、
いま競合が実施していない、
というだけでは足りません。
過去においても競合が実施しておらず、
さらに論文や記事などの文献としても
過去に公開されていないことまで
要求されますからね(・o・)
調査に不慣れな場合、過去の記事まで調べる、
という意識がやや弱い傾向にありますので、
ちょっと注意ですね(`´)
調査に不慣れだったら、
その段階で弁理士に相談するのも
効果的だと思います(^_^)b
ただし、まだジャスト・ワン・アイデアなので、
開発の方向性を探りたい、という要望に
しっかりと対応してくれる弁理士の方が
良いです。
では、そのジャスト・ワン・アイデアが、
ひとまず良さそうだったとしましょう。
そうしたら、次にどうするか?
たまにあるのですが、
この状態で特許出願するのは、
ちょっと早いです(^o^)
街を歩いていると、スマホで
最適な映画と映画館を紹介する、
という、単なる
ジャスト・ワン・アイデアですからね。
もし、このワン・アイデアで特許出願したとして、
その考えは既に公開されてますので、
特許は認めません、と審査官に
判定されたとしたらどうでしょう(>o<)
審査官の判定が適切だったとしたら、
反論のしようがありません。
その時点で新たな要素を追加することは
できませんからね(T^T)
そうなると、特許の取得は
かなり難しくなります。
ですので、出願時にしっかりと
反論のタネを特許書類に記載しておく
必要がありますφ(.. )
そのため、ジャスト・ワン・アイデアが
良さそうだったとしたら、
次は、“アイデアの肉付け”を
した方が良いです。
“アイデアの肉付け”で
重要な考え方が、
「縦方向の思考」です(-_-)゜zzz…
「縦方向の思考」で考えないと、
特許の取得可能性を上げるような
効果的な肉付けはできません。
じゃ~、「縦方向の思考」って
どんなものなんでしょう?
う~ん、長くなってきたので、
続きはまた次回。
━━━━━━━━━━━━━━━
●●今回のネオフライト奥義●●
・ジャスト・ワン・アイデアで調査せよ!
・出願時に反論のタネを盛り込め!
・縦方向に思考せよ!
━━━━━━━━━━━━━━━
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ