今回は、知的財産のお話し。
新製品について模倣されたくない、
という場合の策としては、
実はたくさんあり得ますね(^O^)
川上の企業との独占契約や、
ノウハウの秘匿管理以外にも、
立地や顧客とのつながり等、
例を挙げていけばキリがありません。
そのような模倣防止策の1つとして
知財権の取得があります(^_^)b
いろいろな模倣防止策がある中で、
知財による模倣防止策の
大きな特徴の1つは、
市場からの強制排除権ですな(`´)
市場に投入された模倣品に対して、
法的に強制排除させることができる
というのは、知財権しかないと
言ってもいいでしょう(^-^)
そのような強い強制排除権を
有する知財権について、
実体がよく分からない
という人も多いですよね(^_^;
なので、新製品を開発したとして、
どのような知財権があり得るのかが
よく分からない、というご相談も
意外と多いです。
そういう場合、
知財権の全体像について
知っておいた方が良いでしょう。
知財権の種類としては、
以下の5つがよく出てくるものですね。
(1)特許
(2)実用新案
(3)意匠
(4)商標
(5)著作権
(5)著作権というのは、
わりと身近に出てきますよね(^O^)
ただし、中小製造業が
新製品の模倣を防止しようとする場合、
(5)著作権によって保護する、
というケースは、ほとんどありません(・o・)
まったく無いとは言いきれませんが、
例外中の例外です。
ですので、新製品について
どのような知財権で保護するかを
考えるとき、基本的には、
(5)著作権は外して良いです。
となると、実質的には、
4つとなりますね(^o^)
これら4つの知財権の保護の対象や
取得の料金を考慮して、
どのような知財権で保護するのかを
決定していくわけですね(@_@)
4つの知財権の保護の対象と、
1件あたりのざっくり料金を示すと、
以下のようになります。
(1)特許
→発明、技術
→1件100万円前後
(2)実用新案
→簡易な技術
→1件30~40万円
(3)意匠
→デザイン
→1件30万円前後
(4)商標
→ネーミング、ロゴ
→1件10万円~
料金的に1番高いのが、
特許ですね。
1件で100万円前後かかります。
それに対して、実用新案は、
1件30~40万円くらいですので、
特許の半分弱くらいです(^O^)
実用新案は、実質無審査で
登録されます(゜ロ゜)
なので、出願すれば、
基本的には実用新案権が
認められることになります。
ただし、その権利が有効であるか
どうかは保証されません。
実用新案は、権利を取得することは
簡単ですが、活用するには、
意外と知財リテラシーが
必要になりますね(^_^)
ちなみに、これら4つのうち、
できることというのは、
ほとんど同じです。
●差止請求権
●損害賠償請求権
の2つですね(^_^)v
つまり、差止請求権による
市場からの強制排除と、
損害賠償請求権による
損失の金銭的補填です。
これら4つの知財権の保護対象や
取得料金を考慮して、
どのような知財権で保護していくかを
決めていくことになります(^O^)
続きはまた次回。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・知財権の種類は、実質4つ!
・保護対象と料金を把握しよう!
・できることはほとんど同じ!
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ネオフライト国際商標特許事務所
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