第557回:中小製造業とプロダクトデザイナーとの関わりとは?

今回も、知財のお話し。

市場縮小の加速によって、
これからの中小製造業は、
相対価値を高めていくことが
重要になってきますね!(^^)!

相対価値を高める切り口としては、
以下の観点がありましたね(^_^)b

(1)機能を付加・削除する
(2)デザイン力を競合より上げる
(3)競合より権威を付ける
(4)競合より魅せ方レベルを上げる
(5)場所を抑える
(6)顧客との繋がり力を競合より上げる

今回も、(2)デザイン力を競合より上げる
について。

ここでのデザインというのは、
プロダクトデザインのことです。

プロダクトデザインっていうと、
中小製造業で重視している会社は
かなり少ないですよね(ToT)

まず、プロダクトデザインについて
結構、誤解があるような気がします。


“デザイン”とか“デザイナー”とかって、
なんか、アーティスト気取りで、
自分たちとは思考が違うんだよね。
見栄えを良くするって、
理屈では分かるんだけど、
機能や品質など
中味で勝負する自分たちには、
なんとなく、必要ない。

でも、プロダクトデザイナーの思考は、
中小製造業の思考と合致する部分も
かなりたくさんあります(^o^)

まず認識したいのは、
プロダクトデザイナーは、
アーティストとは違うってこと(・o・)

アーティストっていうのは、
極端に言うと、
自分が表現したいものを表現する
訳ですヘ(・.ヘ)(ノ.・)ノ
その結果物は、芸術作品となりますよね。
共感する人がいようがいまいが、
売れようが売れまいが、
芸術作品として存在します(@_@)

それに対して、プロダクトデザイナーは、
クライアントの目的を達するために
創作するわけです( ̄^ ̄)ゞ

クライアントはビジネスを行っているわけで、
その目的というのは、
“売る”ということが一般的(^o^)

つまり、プロダクトデザイナーは、
“売れる”モノを創出しようとし、
結果物は、基本的に商品となります。
商品ですので、芸術作品として
そこに存在するのではなく、
社会やビジネスと関わりを持ってこそ、
価値があるんですね!(^^)!

なので、プロダクトデザイナーは、
基本的にマーケターであって、
単にプロダクトの珍しい姿・形を
考えて悦に入るような人達ではありません。

どうやって売っていき、
どうすれば売れるのかを真剣に考え、
その思考をフィードバックして、
先回りしてプロダクトの姿・形を
考えていくわけですp(^_^)q

このように、先に売ることを
深く深く考えた上で、
それから新製品を開発する、
という順番はとても重要ですよ。

プロダクトデザイナーと仕事をする
ということは、売ることを考えた
先回りの製品開発を体感するのに
とても有効ですし、
企画から販売までの全体を含んだ
総合的な販売力を強化していく
ことに繋がります(^O^)

貴社でも、試しに、
プロダクトデザイナーと
仕事してみませんか?

ちょいと長くなりそうなので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・デザインは、アートではない!
・売りが先、創るは後!
・プロダクトデザイナーと仕事をしてみよう!

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