第475回:なぜ特許を取るのか?Part2

今回も、特許の取得理由のお話し。

特許って、なぜ取るんでしょうか?

まずは、以下の理由がありました。

「市場からパクリ者を排除することによって、
市場を独占して、利益を増大させるため」

でも、特許を取ったからと言っても、
確実に市場を独占して利益を増やせる
わけではありません(>o<)

では、なぜ特許を取るのか?

そもそも、新製品は、売れるとは
限りませんよね。
そこがまず前提(^_^)

その前提の上で、特許を取れば、
利益を増やせる、ということが確実なら、
みんな特許を取りますよね(^0^;)

DMでアピールすれば儲かることが
確実なら、みんなDM送るでしょう。
SNSで発信すれば確実に売上が
上がるなら、みんなSNSで
発信するでしょう(^O^)

これをやれば儲かる、みたいな
決定的な打ち手というのは無いのに、
特許を取れば利益が増えるんじゃないの、
というのは、ちょっと虫が良すぎ(>_<)

なので、特許というのは、
いざというときに、排他性を
活用することができるように
保険をかけておくという意味で
投資と考えるのが実態にやや
近いんじゃないかな(^o^)

これが特許を取る一つの理由に
なりますね。
”いざというときのための投資”

まあ、これは、特許の排他性に
起因する取得理由です。

でも、特許の性質は、
排他性だけではないですね(^o^)

特許には、公的資格による信用
という側面もあります(`ε´)

つまり、特許によって、
技術力の証明、
信用力の増大、
価値の増大、
などの効果があります(^o^)

もちろん、先ほどと同じで、
特許を取れば、すべて完璧
を要求するのはイケません(`´)
公的機関による測定証明書とか、
有名人・権威者の推薦とか、
マスコミ掲載実績とか、
それらと同じく、
会社や新製品の信用を得るための
一つの断片にはなり得る
ということです(^o^)

なので、信用という面から見ても
特許の取得理由になり得ますな。

まあ、その他にも、
組織のモチベーションアップとか、
属人ノウハウの会社所有化とか、
地味にいろいろありますが、
”いざというときのための投資”と、
”信用獲得”という2点が
大きいのかな、と思います(^_^)v

続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許は、いざというときの保険!
・特許は、信用獲得策の一断片!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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