こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。
さて、今回は、特許のお話しです。
最近、無料相談という形で、特許のお客さまと
お話しする機会が増えてきました。
その中でも、特許出願するレベル感が
よく分からないという方が多いような気がします。
特許出願する場合、以下の2つの側面が必要です。
■アイデア感
■リアル感
アイデア感については、結構考えてる方が多いですね。
そりゃ~、なんかアイデアを思いついたから
特許の相談に来られてる訳ですからね。
”アイデアもありません”って、
両手ぶらりのノーガードってことは普通はありません。
でも、アイデアのレベルは結構まちまち。
”そいつはちょっと無理です”、というものから
”う~ん、結構良いっすね~”というものまでいろいろです。
ただ、最初は、レベルもなにも分からないですから、
それは聞くしかないですね。
良いアイデアをする方は、その商品・技術について
かなり知っている場合が多いです。
一攫千金を夢見てる方もおりますが、
そもそもシロウトがパッと思いついたレベルのアイデアで、
金になる発明が生まれることはまずありません。
やるんなら、その商品について、
とことん知り尽くさないといかんですね。
その点、技術者の方は、やっぱりアイデアのレベルは高いです。
一般の方が勝負する場合、技術者レベルまで
その商品について研究することが不可欠ですね。
まあ、研究といっても、実験とかってことではなくて、
とにかくその商品の歴史・原理・動作・素材などに
ついて知り尽くすことです。
はっきり言って、特許が取れるかどうかは、
このアイデア感でほぼ決まるといっていいでしょう。
次いで、リアル感について。
アイデアは考えてきたけど、具体的なレベルまでは考えてません、
という方は地味に多いですね。
発明というのは、アイデアだけでも成立するのですが、
特許の書類を書くためには、アイデアだけではダメなんですね。
実際のモノを説明する必要があります。
「実施形態」といいます。
ただし、サンプルや現物が必要というわけではありません。
あくまでも、サンプルや現物レベルまで、
細部を考えておけばいいだけです。
そのために一番簡単なのは、図を描くってことですね。
その発明を図で表現してみてください。
描ければOKです。
まあ、よく分からない場合、お近くの弁理士に相談すれば、
なんとかしてくれるはずです。
アイデア感さえ良ければ、リアル感はどうにでもなります。
いいアイデアを思いついたら、それだけで終わらせるのではなく、
それをどんどん昇華させていってください。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ