第435回:IT系・ビジネスモデル系特許を弁理士に相談するには?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、前回、販売前の権利に
ついてお話ししました(^0^)
今回は、システム系の発明のお話し。

新たなシステムやソフトを開発して、
それらシステム系について特許を
取りたいと思ったときに、
どんな風に弁理士に説明すれば
良いのか、迷う人も多いと
思います(^o^)

ビジネスでのシステム系の捉え方と、
特許でのシステム系の捉え方とでは、
ちょっと世界観が違ってますな。

ビジネスでシステムを捉える場合、
”こんなことができるシステム”
という風に、大きなくくりとして
捉えることが多いですね(^_^)

そして、その世界観でいくと、
だいたい、結果の概念で説明する
ことになります。
例えば、スマホから情報を
取り込んで、サーバに送ると、
スマホの画面に、新たな情報が
表示されて、ユーザにとって
とても便利になる、といった感じ。
そして、あんなこともできる、
こんなこともできる、という風に
広がっていきます(^-^)

一方、特許の世界は、
ビジネス感ではなく、
技術の世界です。

あんなこともできる、
こんなこともできる、という点は
もちろん重要なのですが、
特許の対象は、そこでは
ありません(^_^)b

特許の対象は、技術です。
システム系の分野で言うと、
特許の対象は、コンピュータの
処理的内容ですな(^o^)

さきほどの例で言うと、
例えば、こんな感じ。

(処理)
スマホがA情報を取り込んで
サーバに送信する。
サーバが、そのA情報を受信する。
サーバが、A情報に対応するa情報を
記憶部から抽出する。
サーバが、a情報をスマホに送信する。
スマホが、a情報を受信して
画面に表示する。

(結果)
これらの一連のコンピュータの処理に
よって、あんなことができ、
こんなこともでき、ユーザにとって
便利になる。

とまあ、こんな感じ。
なので、システム系で特許を取りたい
と思ったときには、(結果)だけでなく、
(処理)の内容についても、
意識して表現する必要があります。

じゃ~、どうやって処理の内容を
表現するのか、が問題になりますね。

長くなりそうなので、
続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・ビジネス感と特許感とでは違う!
・システム系は、結果だけじゃない!
・コンピュータの処理内容を意識しよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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