今回は、発明のお話し。
試作品を作ったあと、どの辺が特許の対象
になるのか、を判断したい。
特許の対象になるのは、”発明”でしたね。
まずは、特許が取れるレベルの
発明かどうか、ではなく、
そもそも発明かどうかを認識したい(^O^)
それじや~、発明かどうかをどうやって
認識すれば良いんでしょうかね。
そのためには、以下の点について
知っておくと良いでしょう(^o^)
「発明とは、ストーリーである」
そう、発明ってストーリーなんです。
どういうことかというと、
発明には、思考の型(カタ)があって、
その型の通りにハマれば、
発明ということになるんですね。
では、どういう型なのか?
こんな感じです(^○^)
●1:今までの状況
●2:今までの問題点
●3:今回の工夫点
●4:その効果
この4つです。
この型に沿って説明できれば、
それは、発明ということになります。
具体的に見てみましょう。
例えば、シャーペンについて。
●1:今までの状況
鉛筆の利用。
芯の回りに本体部が設けられた構造。
●2:今までの問題点
芯がすり減ると、本体部と芯を
削らなければならず、メンドウ。
●3:今回の工夫点
細い芯と、芯を送り出す機構を備える
シャーペン。
●4:その効果
芯がすり減っても、芯を送り出すだけで
芯が出てくるので、削りが不要になり、
とっても便利。
これで、シャーペンの発明ストーリーの
完成ですp(^_^)q
つまり、シャーペンが発明になりました。
発明になったということは、
特許の対象になったということですね。
ただし、特許が取れるかどうかは別問題。
実際には、普通のシャーペンでは、
既に知られていますので、
特許は取れません(>_<)
でも、発明にはなるし、特許の対象には
なるんですよね(^o^)
前回の2ステップを再掲すると、こんな感じ。
1つ目は、そもそも特許の対象になるか
どうかという段階。
2つ目は、特許が取れそうなレベルで
あるかどうかという段階。
試作品などを作ったら、
まずは、1つ目のステップとして、
そもそも特許の対象=発明になるかどうか
を考えましょう(^O^)
発明ストーリーを作るってことです。
それでは、実際の現場では、
どうやって作るんでしょうかね?
続きは、また今度。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・発明とはストーリーである!
・発明の型にあてはめよう!
・発明となれば特許の対象になり得る!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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