第235回:アイデアの構効リンクとは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、リンクのお話し(^0^)

前回は、自分の考えたアイデアについて、

構成と効果に分離することをお伝えしました。

前回のお話しはこちらです。

第234回:アイデアの構効分離とは?

 

今回は、構効(こうこう)リンクのお話しです(^_^)b

せっかく、前回で構成と効果を分離したのに、

今度はリンクさせるって、どういうことなんでしょう?

う~ん、リンクというより、対応付けといった感じです。

そう、構成と効果をそれぞれ対応付ける、ということ(^.^)

そもそも、「~することができる」

という効果が生じるのは、なぜでしょう?

今までとは異なる効果が出るってことですよね?

なぜ今までとは異なる効果が出るかっていうと、

構造や形状が今までとは異なってるからなんです(^-^)

形状や構造、つまり構成が、今までと同じであれば、

今までと同じ効果しか出ませんよね(>o<)

つまり、今までと異なる効果が出るのは、

今までと異なる構成があるからなんです。

その構成と効果をしっかりと対応付けましょう、

というのが今回のテーマです!(^^)!

実際のアイデアには、いろんな効果があって、

いろんな構成があって、

それらが複雑に入り組んでいるように見えます(?_?)

でも、実は、とてもシンプルで、

ある構成と、ある効果は、対応しています。

まあ、ここは具体的に見た方がいいでしょう。

例えば、前回と同じで、こんなiPhoneケースです。

●ひもが掛けられるので、首から掛けることができる

●軽くて肌触りが良い

まず、以下のように、構効分離するんでした(^.^)

◆構成

・ひもを通す2つの穴があいている

・木製である

◆効果

・ひもが掛けられるため、首に掛けることができる

・軽くて肌触りがよくなる

このような構成と効果から、対応付けを明確にしてみましょう。

どの効果は、どの構成によって生じるのかを考えてみると、

こんな感じになるはずです(^-^)

(1)

・構成・・・ひもを通す2つの穴があいている。

・効果・・・2つの穴にひもを掛けることにより、ケースを首にぶら下げることができる

(2)

・構成・・・木製である

・効果・・・軽くなる
木が表面に現れるため、肌触りが良くなる。

このように、構成と効果を分離するだけでなく、

構成と効果をしっかりと対応付けする必要があります(^o^)

ちなみに、初心者の場合、構成の認識が苦手です(T^T)

なので、当然、構成と効果の対応付けも苦手です(ToT)

最初のうちは、”効果から考える”といいでしょう。

効果からスタートして、”なぜなぜ”を繰り返して下さい。

こんな感じ( ^o^)ノ

「首にぶら下げられる」って、なぜ?

「ひもがかけられるから」です。

じゃあ、「ひもがかけられる」って、なぜ?

「穴が2つあいてるから」です。

こんな風に”なぜなぜ”を繰り返していくと、

その効果に対応する構成にたどり着きます。

それら構成と効果を明確に対応付けるということですね(^o^)

 

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●●今回のネオフライト奥義●●

・構成と効果を明確に対応付けしよう!

・効果から構成を考えよう!

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特許実務の世界では、

構効リンクの考え方は、非常に重要です。

これができると、発明のポイントを

ズバッと明確にすることができるだけでなく、

発明を階層化することができるようになります(^_^)

発明を階層化することができるようになると、

権利の広狭を操ることができるようになります(^○^)

まあ、ひとまずは、構効分離と新旧分離ですな。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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