こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、分離のお話し(^0^)
自分の考えたアイデアについて
冷静に調査をすることが重要だと
お伝えしましたね。
今回は、調査して分析するための考え方です(^_^)b
自ら考えたアイデアであっても、
100%自分が初めて考えたもの、
ということは、普通はないですよね(^.^)
ニュートンの言葉です。
「私がさらに遠くを見ることができたとしたら、
それはたんに私が巨人の肩に乗っていたからです。」
先人達の偉大な業績を利用して、
彼は新たな法則を見いだした。
それと同じで、
アイデアというのは、
先人達の作ったものに
自分のアイデアを付加したもの、
というのが普通です(^O^)
そして、特許が付与されるのは、
主として、
付加された新たなアイデアの部分
です(^-^)
ニュートンの言葉で言うと、
巨人の肩は引き算され、
おのれの部分のみが
評価対象になるわけです。
なので、調査しながら検討して欲しいのは
以下の点です。
●今までと同じ部分はどこか
●今までと異なる部分はどこか
先人達の考えた巨人の部分と、
おのれで新たに考えた部分とを
切り離す必要があります。
新旧分離ですな(^_^)b
例えば、こんなアイデアを考えたとします。
「ひもが掛けられた木製のiPhoneケース」
今まで、普通の樹脂製のケースしか
なかったとします。
新旧分離してみましょう。
●今までと同じ部分はどこか
・iPhoneの裏面を覆うケース
●今までと異なる部分はどこか
・ひもが掛けられる
・木製である
評価対象となるのは、
ひもが掛けられるという部分と
木製であるという部分ですね(^o^)
巨人の肩に乗るのはOKです。
というより、ぜひぜひ、
うまく乗っかってください。
その上で、自分のオリジナリティが
どこにあるのかを
冷静に把握すると良いですね。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・新旧を明確に分離しよう!
・自分のオリジナリティを探せ!
・巨人の肩には積極的に乗っかろう!
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新旧分離の考え方は、
特許を取得する上では非常に重要です。
でも、初心者の場合、
なかなか新旧分離できないことが多いですね。
旧の部分も含めて、
”こんなスゴいんです”
というケースがかなり多いです。
オリジナリティの新の部分だけで、
”こんなスゴいんだぜ”
と言えるようになりたいですな。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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