こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回も、ASEANのお話し。
前回、ASEANの中でも、「タイ」1国にフォーカスしてみました。
今日は、「インドネシア」です(^O^)
「インドネシア」って、
日本人にとっては、
知ってるようで、意外と知らない国ですよね(^^ゞ
「バリ島」にでも行きたいね~、っていうくらい。
国境もよく分からない感じですよね。
インドネシア国境は、こんな感じ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/
改めて、いろんな島々からできてるんですね~(^0^;)
最近では、「JKT48」ががんばってます。
「JKT」っていうのは、ジャカルタですな。
ちなみに、「~48」パッケージとして
外国で結成されたのは、
ジャカルタの「JKT48」と、
上海の「SNH48」と、
台湾の「TPE48」くらい。
その中でも、一番早かったのが「JKT48」です。
つまり、秋元康さんは、海外進出第1国目として、
インドネシアを選んだんですね(゜Д゜)
それは、おそらくASEANの中での
マーケットの大きさも考慮したんでしょうね。
最近では、ASEAN進出先国を検討する上で、
インドネシアは外せません。
まず、人口が2億4,000万人。
両目を1セットで考えれば、
郷ひろみさんの「2億4,000万の瞳」は、
まさにインドネシアです(@_@)
エキゾチック・インドネシアですな(*^o^*)
人口ランキングとしては、
中、印、米に次ぐ、世界第4位です(゚ω゚)
GDPは、ASEANの中で、40%を占め、当然トップですね。
2位のタイの2.5倍くらいあります。
今後のASEANの中では、
間違いなく、有力な進出国候補です。
そりゃ~、秋元さんも、インドネシア考えますわな。
まあ、経済以外で重要なのは、
インドネシアは、
世界最大のイスラム国家だということ(゚Д゚)
宗教が法律や理屈を越える感じ。
ここら辺の宗教的な習慣の違いには、
注意が必要ですね。
知財的に見ると、インドネシアも
まだまだこれからです。
模倣品や海賊版が横行していて、
タイと同様、アメリカから、
スペシャル301条報告書において、
優先監視国に指定されてますね(>_<)
これらの模倣品の多くは、中国製です。
ということは、中国からインドネシアに入ってくる段階、
つまり水際での取り締まりが有効なはずなんですが、
これが、まださほど機能してないみたい(T^T)
ついに、昨年、インドネシア最高裁判所が、
水際取り締まり強化に関する通達を出しました。
徐々にではあろうが、変わっていくかもしれないね(^_^)
さらに、権利を行使しようとしても、
判断能力や体制が不十分なので、
権利保護の実効性がそんなに高くなさそう。
こういう場合の考え方としては、、前回と同様、
「More Simple!」
よりシンプルに考えた方が良いでしょう(o゚▽゚)o
特許を取っても、充分に保護できなさそうなら、
商標や意匠などの分かり易い権利を活用したいですな。
あと、「特許」の他に、「簡易特許」という制度があります。
「簡易特許」というのは、まあ、実用新案みたいなものです。
この「簡易特許」も活用したいですが、
その有効性は、まだよく分かりません。
あとは、ASEAN共通の問題として、
権利取得に時間がかかりますね(T.T)
そのため、権利取得の短縮化を積極的に図る必要があります。
インドネシアでは、修正実体審査を採用していて、
日本での審査結果や先行技術文献を提出することによって、
審査を早くすることができますね!(^^)!
最後に、賄賂の問題がありますね~。
インドネシアでは、公務員などへの賄賂は日常茶飯事。
でも、気を付けないとダメですよ(+_+)b
日本企業の関係者も、贈賄側として摘発される事件が相次いでます。
贈収賄を含めたコンプライアンスには、注意が必要ですな。
まあ、ASEAN各国は、まだまだ知財的には
これからの国ですが、
徐々には変わっていくでしょう。
そうなると、今後の発展を考えても、
知財対策を考えておきたいですな。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
●●今回のネオフライト奥義●●
・インドネシアは、世界最大のイスラム国家である。
・早期の権利化を積極的に働きかけるべし。
・インドネシアの知財は、More Simple\(^o^)/
・賄賂に注意!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ