こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、中国のお話し。
最近の中国はスゴいね~(゚Д゚)
中国が目指しているのは、
「自主創新」
2020年までに自主創新国家になるそうです。
「自主創新」というのは、
現在外国に頼っているコア技術自給率を高めて、
自主的知的財産を形成する、
中国版イノベーションって感じです(゚ロ゚屮)屮
中国は、現時点での技術や知財の
課題を充分認識していて、
一党独裁体制のもと、「自主創新」を強力に
押し進めてますね(`へ´)
ちなみに、中国の特許出願は、
2012年に65.2万件。
2011年に米国を抜いて、世界一になってます(゚∀゚)
もう、ここ5~6年、ずっと右肩上がりの急上昇が続いています。
一方、日本の特許出願は、
リーマンショック後、2009年に激減し、
そのままほとんど変わらず、
2012年に約35万件で、中・米に次ぐ世界3位です。
2005年くらいまで、日本出願は40万件くらいで、
ず~っと世界一だったのに(ノД`)
中国の出願は、80%以上が国内出願です。
この点が結構スゴいですね(゚o゚;
ASEANなどの新興国も、出願件数は増えていますが、
ほとんどが外国人による出願です。
中国では、内国人ががんばってます。
まあ、中国の人口が13億人で世界一、
GDPが世界2位。
中長期的に見れば、明らかに
パラダイムシフトが起こりつつありますな(*_*)
ちなみに、中国の特許出願の技術内容自体は、
現在そんなに高くはありません(ーー;)
中国では、現在、特許出願に奨励金などか出されるため、
とにかく出せ~、って感じで、
内国人が大量に出願しています。
質より量って感じ(^^ゞ
訴訟もスゴい。
中国の知財訴訟の件数は、約8,000件で、
米国の約2倍。
日本では、約140件くらいなので、
もうケタ違いですな(O_O)
でも、何事も、能力を効果的に身につけるためには、
量稽古ってとても重要。
中国は、ここ数年で、特許と訴訟の量稽古を行ってる感じですね。
確実にレベルアップしていくでしょうね。
技術レベルも上がり、権利行使意識も高く、
訴訟経験も豊富となると、
中国は、中国国内だけでなく、
世界で、知財的存在感を高めていくんでしょうね。
日本は、1970~80年代のような量的拡大は望めませんから、
日本の強みを国力につなげるオリジナルモデルが欲しいですね。
わたしも、日本のために、知財面から支援していきたいな~。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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