こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、モノ作り革命のお話し。
最近、3Dプリンタってよく聞きませんか?
以前のベストセラー「フリー」の著者が書いた新刊
「メイカーズ」などに出てますし、
新聞などにもたまに見かけます。
この3Dプリンタ、モノ作りに革命を起こすかもしれません。
まあ、そもそも、3Dプリンタって何なのよ?
っていう社長も多いと思います。
そうですね~、一言でいうと、
デジタルデータからアナログのモノを出力する装置です。
3DCADに打ち込んだデザインが、
そのままモノとして作られるんです。
まあ、論より証拠、見てもらった方が早いでしょう。
こんな感じです。
実際より高速再生になってますが、鎖を作っている様子です。
この動画をご覧になれば分るように、
樹脂を少しずつ積層して作っていく感じですね。
今までは、樹脂製品っていうと、
金型が必要で、
その金型を作るのに、ウン百万円とかかっていました。
なので、樹脂製品っていうのは、簡単に作れるもんではなく、
ハードルが高かったんですね。
それが、これからは、樹脂製品が、
家庭でも簡単に作れるようになるでしょう。
動画の3Dプリンタだって、20万円ですからね。
おそらく、技術進化によって、
対応する材料や色も増え、
アウトプットの品質も上がって、
ウン万円くらいになるでしょうね。
1家に1台、なんて日が来るかもしれません。
この3Dプリンタによって、
どんな影響があるんでしょうか。
多品種少量生産が進むでしょうね。
クリエイターの方々にとっては、
自分がデザインしたモノをすぐ形にできるって
かなりインパクトがありますよね。
発明家だって、サンプル作りなど超ラクチンになります。
もちろん、企業だって、図面からサンプルがすぐできれば、
製品開発にも好影響ですよね。
緩やかなネットワークで、作品が作り上げられていく初音ミクのように、
アイデア提供者とデザイナーとがコラボして、モノを作るようになるでしょう。
おそらく、マッチングのプラットフォームができるでしょうね。
これまでと違って、デジタルデータだけでなく、
物理的なモノが介在することになりますね。
まあ、知財的に見ると、
おそらく、実用新案、意匠権、著作権、不競法
などの存在価値が相対的に上がるでしょう。
つまり、モノやデザインの権利が、
重要になってくると思っています。
だって、3Dスキャナと3Dプリンタがあれば、
モノのコピーが簡単にできるようになりますからね。
デジタルコンテンツのコピーじゃないですよ。
アナログのモノからアナログのモノへのコピーですよ。
なので、例えば、日用品メーカーや多品種少量生産の請負メーカー
などは、うまく舵取りしないと、このモノ作り革命から
置いてかれちゃいますね。
いや~、この3Dプリンタ、
どう発展していくのか、楽しみですね。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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