第192回:発明的問題解決法TRIZとは?Part3

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回も、発明発想のお話し。

前回、問題解決プロセスの

「基本4ステップ」を紹介しました。

以下の4つでしたね(^_^)b

1.問題を定義する

2.ツールを選択する

3.解決策を生成する

4.解決策を評価する

今回は、「1.問題を定義する」についてです。

「問題を定義する」というのは、

開発テーマを決定する、

とか、

課題を設定する

などと、同じです。

技術・発明の世界では、

問題を定義することは、超重要です。

問題を適切に定義することができれば、

半分は成功したようなもんです(^▽^)

ただし、これがなかなか難しい(T_T)

わたしたちは、

問題が与えられると、

その問題を解決しようとしちゃうんです。

特に、開発者や技術者は、

問題を解決するのが、

好きだし得意であることが多いです。

とにかく、早く、問題を解決したい(^^ゞ

なので、問題そのものを考えようとしていても、

問題「発見」思考から脱して

すぐに問題「解決」思考に移行しようとします。

そうそう、アイデアを出そうとする感じ。

だって、アイデアを出すことに頭を使った方が、

クリエイティブだし、なんか楽しいし~(^_^;)

でも、そこは、ググッと

こらえて頂きたい(;_;)ググ

もちろん、軽く問題「解決」思考に移っても良いんですが、

一旦どかこにそれを書き留めたら、

また、問題「発見」思考に戻って頂きたい。

まずは、問題自体をちゃんと考えましょうよ、

っていうのが、TRIZの考えなんです(^_^)b

問題をしっかり考えて、

しっかり定義しましょう、

ってことですね。

そのためには、そもそも問題っていうのは、

いろんな階層に分けられる、

ということを認識するのが良いですね。

問題っていうのは、

いろんな階層に分けることができて、

かつ、それらが論理的に繋がっています。

というか、当初の問題に対して、

論理的に考えて階層化する、

って感じです。

そう、

なので、発明の最初のプロセスで重要なのは、

左脳を使った論理的思考です。

発明っていうと、ふとしたときに、

突然現れるようなヒラメキの世界だと思いがち。

なんて言うか右脳的な発想の世界。

もちろん、そんな能力も大切なんですが、

発明の最初の段階は、

問題を「定義」することでして、

そんな問題「発見」のためには、

左脳を使って論理的に考える必要があります。

ひとまず、発明発想力をアップするためには、

左脳的な論理的思考力が重要だってことを

覚えておいてください(・∀・)

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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