こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、オープン化のお話し。
オープンカーじゃないよ、
技術のオープン化の話しです。
「二酸化炭素や窒素を有用な化合物に
転換する技術」
以前、トヨタが、世界に向けて、
先端技術を募集しました。
自動車からのCO2などを
有用な化合物に転換する技術は、
もちろん次世代環境技術の
重要テーマの一つです。
このような技術を、トヨタが、
海外に向けて初めて大々的に募集しましたね。
実際、50件くらい応募があったそうで、
欧州の研究機関と、共同研究が始まりつつあるらしい。
日本は、昔から、自社ですべて作り上げる自前主義
による開発が主でした。
いわゆる、
「クローズド・イノベーション」
それが、少しずつ、自前主義から脱却して、
アイデアなどを広く外から求める方向に
変わりつつありますな。
いわゆる、
「オープン・イノベーション」
なぜ、こんな流れが出始めたんですかね~。
技術が成熟化するに伴い、
新たな技術革新が求められていて、
世界間の競争も激化してきてるし、
神速の開発スピードが求められているから、
といった感じでしょう。
ちなみに、東レや帝人なども
オープン化を加速させていますね。
おそらく、技術のオープン化に関しては、
日本だけでなく世界でも同じ、
というより、世界の方が進んでるんでしょう。
このような世界的な技術のオープン化の流れは、
中堅・中小メーカーにとっては、
チャンス到来と言えますな。
もちろん、オンリーワン技術を持つ、
技術力の高い企業であることが前提でしょう。
でも、自社の研究開発の成果が
以前より、国内外の大企業などに受け入れ易くなるのは、
良い傾向と言えますね。
ただし、そこで重要になってくるのが、
知的財産ですな。
特許権などの知的財産権の取得や、
ノウハウの管理などが、
今まで以上に重要になってきます。
知財をしっかり押さえていないと、
狡猾な大企業に簡単に取られてしまいます。
そんな大企業と対等にやり合っていくためには、
自社技術の知財武装、重要になってきますね。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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