第179回:特許の件数ってどうなってるの?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、特許の件数のお話し。

日本の特許出願件数が

どれくらいかご存じですか?

ちょっと前に、昨年2011年度の特許出願件数が

特許庁から発表されました(*_*)

それによると、2011年度は、約35万件でした。

まあ、35万件って言われても

よく分かりませんよね(?_?)

ちなみに、対前年比で言うと、0.6%減ですから、

まあ、ほぼ横ばいと言っていいでしょう。

震災があった割には、件数的にはがんばりましたね(^-^)

実は、日本の特許出願件数は、だいたい40万件ぐらいで

ずっと推移してきたんです(゜д゜)

世界ランキングでも、

圧倒的にNo.1だったんですよ(*゜∀゜)

それが、リーマン・ショック以降 激減しました(T^T)

2008年まで約40万件だったのが、

リーマン・ショック後の2009年度が約35万件と激減。

それから、2011年まで約35万件で横ばいで推移しています。

これら件数の意味を考えてみましょうか。

大企業は、リーマン・ショック以前に比べて、

出願件数をかなり絞ってきてますね(*_*)

ただし、出願件数を安易に減らしてしまうと、

コストは削減できるかもしれませんが、

技術力的には、やや心配(^^;)

なので、大企業は、従来のように、

やみくもに特許出願するより、

少ない出願件数でも、

より効果的に特許を取ろうとしている

と思います(^_^)v

一方、中堅・中小メーカーの中には、

コストを減らすために、

単純に出願件数を減らしてしまうところも

多いでしょう(×_×)

でも、単純に特許の数を減らしてしまうのは

得策ではありません。

特許の数を減らしながらも、

なるべく効果的に特許を取りたいですね。

そのためには、以前から申し上げているように、

己を知り、敵を知り、

自社のコア技術を押さえつつ、

他社の技術も押さえる

という戦略的な逆算思考が必要ですな(^_^)b

ちなみに、PCT出願という、

国際出願の件数を見ると、

2011年の日本からの出願件数は、約3万8千件で、

前年比20%増です(°0°)

今までも、右肩上がりで増え続けてきたのですが、

2011年度は急増しました(*゜∀゜)

これは、明らかに、日本企業が

海外進出を目指していることの現れですよね。

現実には、まだまだこれからなのかもしれませんが、

特許的には、グローバル化がどんどん進んでます。

中堅・中小メーカーでも、

これからは、海外進出、

ますます重要になってきますね~。

 

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

特許無料レポートお申し込みフォーム

業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ


*
*
メールアドレス*
コメント