こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、今回は、特許の件数のお話し。
日本の特許出願件数が
どれくらいかご存じですか?
ちょっと前に、昨年2011年度の特許出願件数が
特許庁から発表されました(*_*)
それによると、2011年度は、約35万件でした。
まあ、35万件って言われても
よく分かりませんよね(?_?)
ちなみに、対前年比で言うと、0.6%減ですから、
まあ、ほぼ横ばいと言っていいでしょう。
震災があった割には、件数的にはがんばりましたね(^-^)
実は、日本の特許出願件数は、だいたい40万件ぐらいで
ずっと推移してきたんです(゜д゜)
世界ランキングでも、
圧倒的にNo.1だったんですよ(*゜∀゜)
それが、リーマン・ショック以降 激減しました(T^T)
2008年まで約40万件だったのが、
リーマン・ショック後の2009年度が約35万件と激減。
それから、2011年まで約35万件で横ばいで推移しています。
これら件数の意味を考えてみましょうか。
大企業は、リーマン・ショック以前に比べて、
出願件数をかなり絞ってきてますね(*_*)
ただし、出願件数を安易に減らしてしまうと、
コストは削減できるかもしれませんが、
技術力的には、やや心配(^^;)
なので、大企業は、従来のように、
やみくもに特許出願するより、
少ない出願件数でも、
より効果的に特許を取ろうとしている
と思います(^_^)v
一方、中堅・中小メーカーの中には、
コストを減らすために、
単純に出願件数を減らしてしまうところも
多いでしょう(×_×)
でも、単純に特許の数を減らしてしまうのは
得策ではありません。
特許の数を減らしながらも、
なるべく効果的に特許を取りたいですね。
そのためには、以前から申し上げているように、
己を知り、敵を知り、
自社のコア技術を押さえつつ、
他社の技術も押さえる
という戦略的な逆算思考が必要ですな(^_^)b
ちなみに、PCT出願という、
国際出願の件数を見ると、
2011年の日本からの出願件数は、約3万8千件で、
前年比20%増です(°0°)
今までも、右肩上がりで増え続けてきたのですが、
2011年度は急増しました(*゜∀゜)
これは、明らかに、日本企業が
海外進出を目指していることの現れですよね。
現実には、まだまだこれからなのかもしれませんが、
特許的には、グローバル化がどんどん進んでます。
中堅・中小メーカーでも、
これからは、海外進出、
ますます重要になってきますね~。
それでは、また次回。
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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