第556回:中小製造業のプロダクトデザインとは?

今回も、知財のお話し。

新型コロナウイルスの影響もあり、
これからの中小製造業は、
相対価値を高め続けていく
必要性が高まっていきます(^o^)

製品、サービス、仕組みの
相対価値ですね。
相対価値を高めるために、
競合他社との違いを創造していきましょう。

相対価値を高める切り口としては、
以下の観点がありました(^_^)b

(1)機能を付加・削除する
(2)デザイン力を競合より上げる
(3)競合より権威を付ける
(4)競合より魅せ方レベルを上げる
(5)場所を抑える
(6)顧客との繋がり力を競合より上げる

今回は、(2)デザイン力を競合より上げる
について。

中小製造業は、総じて、
デザイン意識がそんなに高くないですね。
しかし、競合他社との違いを創造するためには、
これからデザインは重要な要素になり得ます。

そもそも、顧客がモノを買うのはなぜでしょうか?
モノが良いから?

いいえ、違いますよね。
顧客が、本当にモノの良さを実感するのは
いつでしょうか?

はい、そのモノを使ったときです(^O^)
もちろん、使う前であっても、
サンプルを見て触れば、
ある程度は部分的にそのモノの良さを
分かることもあるでしょう(^_^)
でも、そのモノの本当の良さを実感するのは、
現地で使い続けてからです。

ということは、顧客がそのモノを買うときは、
そのモノを使う前ですので、
そのモノの本当の良さは分かっていない
はずですね(・o・)

じゃあ、顧客は、なぜそのモノを買ったの?

はい、欲しいと思ったからです。

ここが重要ですね。
良いモノだから買ったのではなく、
欲しいと思ったから買った(^_^)b

ということは、
顧客にモノを買ってもらうためには、
顧客が買う前に
欲しいと思ってもらえるようにする、
ということが重要ですね(o^^o)

今の時代、世の中には似たようなモノが
溢れてますね(>o<)
ですので、これからは、
競合製品が市場にたくさんある中で、
それでも自社製品が欲しいと
買う前に顧客にいかに思ってもらえるか、
という、知覚の戦いが重要になってきます。

顧客への伝え方や魅せ方ということですね。

伝え方や魅せ方の要素の一つとして、
デザインがありますね(@_@)

ただ、一般的にデザインっていうと、
ホームページのデザインとか、
グラフィックなどのイメージが強いですよね。
ここでは、もっと狭義の意味として、
製品自体のデザインということにしておきます。
プロダクトデザインですね(^O^)

なぜプロダクトデザインに絞るのかというと、
デザインっていうと、どうしてもホームページ作り
みたいな感じがメインになってしまうっていうことと、
中小製造業では、特にプロダクトそのものの
デザインの意識が低いということが理由です。

もちろん、ホームページでの魅せ方も重要ですが、
それは、上述の
「(4)競合より魅せ方レベルを上げる」
という項目に含まれますね。
ですので、ここでは、
“プロダクトそのもののデザインに
しっかりと目を向けよう“
ということですね(^O^)

同一市場に競合製品がたくさんある中で、
自社製品が、それら競合製品と圧倒的に異なる
魅力的なプロダクトデザインをまとっているとしたら、
知覚の戦いにおいて強力な武器の
一つになり得ますねp(^_^)q

中小製造業が、これから
相対価値を上げていく上で、
プロダクトデザインをもっと意識してみませんか?

ちょいと長くなりそうなので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・顧客は欲しいと思うから購入する!
・これからは、知覚の戦いである!
・プロダクトデザインに目を向けよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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